ミゲル・コットとデマーカス・コーリーのビデオを見ていて、ふと思った。アッパーとフックの相関関係についてだ。
コットは左アッパーでボディを打とうとしたところに、サウスポーの右フックを食い、完全に足に来た。俗にタコ踊りという状態になり、相手に抱きつき、辛うじて持ちこたえた。
それは3−9の中広、高橋戦でも通用する理屈だ。高橋が中広の足を止めようと、ボディから打って出たとき、中広は高橋の左アッパーに対して右フックをより早くヒットした。
スピード、ポジション(位置)、角度がよければ、相手がアッパーを打ってきたとき、同じ側のフックが当たる。同じ側というのは、相手の右アッパーに対して左フック、相手の左アッパーに対して右フック、という意味である。
日本の選手はあまり右フックが上手くない。それは右フックを振る癖がつくと、右ストレートが出なくなる、といわれてきたからだろう。それは迷信だ。右ストレートを先に体に覚えこませた上で、右のショート・フックをきちんとナックルを返し、打ち抜く練習をさせねばならない。それを教えないから、日本の選手は接近戦で強いパンチを打てない傾向がある。
左フックも同じだ。中間距離ではみんな左フックを打てるが、左ロングフックと左ショートフックが打てない。左ショートフックはクリンチになる直前、相手のアゴの先端を打ち抜く武器だ(これは効く)。左手を目一杯折りたたみ、打ち終わったあと、ヒジが相手に当たるかのように巻き込む。
元のフックとアッパーの相関関係にもどる。
フックとアッパーを打つ距離は一致する。
相手のアッパーが当たる距離は、自分のフックが当たる距離だ。
同じく、相手のフックが当たる距離は、自分のアッパーが当たる距離だ。
ボクシングの基本だから、ワンツーから左アッパー(ボディ)はどの選手でも打つ。その左アッパーが来たとき、こちらの方がスピードと勘が上なら、その左アッパー(ボディ)に対して右フックの方が先に当たる。
相手の右アッパー(顔面)のとき、これを試みるのは危険がともなう。相手の右アッパーのストローク(打ち始めから当たるまでの距離)が短いからだ。この場合は基本通り、左腕でアッパーを抑えてから、右ショート、左フック。あるいは、右グローブで相手の右アッパーを抑えて、すぐ左フック(アゴ)。
最近、接近戦の基本練習を考えている。
試合やビデオを見るとき、急に接近戦がよく見えるようになってきた。昔、藤猛がフェル・ペドランザと闘牛の角の突き合いのような試合があった。解説者の平沢雪村先生が、「これが本場アメリカのインファイトです」と言った。そのとき、私はまだ若かったから、それからヒントを得ることができなかった。
なぜ東洋人選手は接近戦をもっと練習すべきか。
ロングレインジ、中間距離では、黒人選手(メイウェザー、ジョーンズなど)のスピードと体のバネにとてもついていけない。だが、接近してしまうと、スピードの差が殺せる。そのとき、接近戦での必殺の武器(サウスポーの右フック、あるいはオーソドックスの右アッパー、あるいは左フック、または左アッパー:すべて顔面)があれば、勝負できる。
それには、フックをストレートと同じように(モーションをつけず)素早く打つトレーニングが必要だ。腰の回転でフックを打つより、肩の回転でフックを打つと、速くて強いフックが打てる。
(3−12−05)
速報メールとは、試合後すぐその結果を携帯電話にメールで入れるものだ。
だから、後楽園ホールの試合が終われば、自分のリングサイド席で結果を迅速にパソコンで打ち、送信する。
北海道、東北、中部、関西、中国、四国、九州、沖縄まですぐメールが飛ぶ。
逆に、地方の試合結果が東京を始め、そこ以外の地域のファンの携帯にすぐ入る。
その地区のリング・ジャパン通信員からの電話連絡を受け、すぐ私が会員の携帯に送信する。
アメリカの世界タイトルマッチは普通、日曜の昼過ぎ(午後1時から3時の間)に終わる。
その結果がすぐ携帯に入ってくる。
今年はメールの頻度が高く、1月と2月で90メールを超えた。
去年は年間400メールを超えたが、今年は500メールを超えそうだ。
そのうえ、安い。1ヵ月、300円とラーメン代より安い。1メールあたり、30日で割っても10円。45日で割れば、1メールあたり6.6円。
「今日、東京で注目の日本タイトルマッチがあるが、どっちが勝ったのかな?」
「いま外出中だが、モラレスとパッキャオ、どっちが勝ったのかな?」
それが、試合終了後、まあ10分以内に自分の携帯に試合結果がすぐ入ってくる。
今年から、毎月1回、会員に同じテーマでアンケートを呼びかけ、それをメールで開示している。
1月のテーマは、「今年、ボクシングをもっと盛り上げるには」。
2月のテーマは、「判定の是正をするには」だった。
これも非常におもしろい企画だ、と思う。
もちろん、パソコン会員にも同じ試合結果の速報メールが入る。
いまからなら、
速報メール 年間3000円(300円x10ヵ月)3月から12月末まで
切手代用もOK。
オーダーは、
電話、Eメールひとつですぐ発送。
order@ring-japan.com
Tel. 0422−55−9931 または 0422−51−3400
(3−1−05)