駿河台日大病院で予備検診。
今日はレフェリー、ジャッジ諸氏到着の日なので
そのままホテルで待機。
先に着いたジャッジに後楽園周辺を案内したあと、
時間つぶしに先に到着していた立会人の部屋を借り、
パソコンでRJ会報の会員諸兄からの質問に答える
<小泉コメント>を書く。
そろそろ次の到着だ、と思い、下に降りる。
金曜で雨のためか、成田空港から都内まで2時間15分
かかった。約1時間、ロビーで待っていた。
野球の新庄が歩いていた。
徳山、川嶋戦の立会人が着き、彼に行事の説明をしてから
帰る。事務所に出る約束だったが、夜も遅い。これから
事務所へ出て、あれやこれや私が新しい仕事をいいつけると
終わるのが11時、12時になるだろう。だから、電話で要点を
確認して終わりとした。
寝る前、習字。字が上手くなりたいために字を書くのではない。
精神を鎮め、集中力を増すためだ。それは自分に課す試練だ。
今日、電車の中で読んだのは、自著「つねに強気で生きる方法」。
会員の辻村先生(この人は大学教授)の投稿がこの本に触れていた
ので、自分の本だが、もう一度読み直して見た。
元気がでた。自分の本を読んで、自分で元気を出すのもおかしいが、
これだけみんなに頑張ろう、頑張ろうと呼びかけているのだから、
著者はしっかりしなければと、そういう意味で元気が出た。
いまカウンターパンチのことを考えている。
いつかこの「ひとりごと」に書いてみよう。
(6−25−04)
11時半、WOWOWの辰巳スタジオ入り。
スフェン・オットケのWBO SM級王座21度目の防衛戦。
ホルヘ・アルセvs.メルチョー・コブ・カストロWBC LF級タイトル戦
これは6−28 夜0:55からの放送。
終わったのが3時過ぎ。後楽園ホールへ行くまで時間があるので、出演者控室でパソコンを叩き、そのあと一休み。5時にWOWOWを出てホールへ。
Bタイト準決勝戦。熱戦が多かった(KOはひとつ)。終わったのが10時15分。速報メールをいつものようにホールから全国の会員に送る。
今日は川嶋選手の公開練習に行けなかった。明日、徳山選手の公開練習。
今日は一寸疲れた。疲れたときは早めに寝よう。
(6−23−04)
今日はよく歩いた気がする。
東西線の高田馬場で乗り換え、JRの大塚で降り角海老ジムへ。
昼間はできるだけ車を使わず歩くことにしている。
公開練習でのイーグルは絶好調。
大塚から池袋、そこから丸の内線で後楽園まで。
ドームホテルに宿泊の某外国人を訪ね、後楽園周辺を案内。
一旦帰宅してから事務所。10時まで仕事。
角海老ジムへ行く前、本棚からヒョイと取り上げたのが
「イスラームのとらえ方」(世界史リブレット、山川出版社)。
薄い本なので片道で読み終えた。
帰りは、「RING」誌9月号のナイジェル・コリンズ編集長が
ベルトをマニー・パッキャオに贈呈に比国へ行った旅行記を読んだ。
ナイジェル、比国というのは旅行者として見るのと深く関るのとでは
大きく違う複雑な国なのだ。それはどこの国にでも言えることだろうが。
昨日、ランディ・スイコに男児(2人目)誕生。ランディJr.とか。
明日祝いを贈る。
比国人選手のマネジャーになると、近親の冠婚葬祭のたびに何か送る
はめになる。まあ、おめでとう。
ランディ・パパはもうひと頑張りだな。
(6−22−04)
午後2時前、西武新宿線、野方駅前の新日本木村ジムに到着。
小熊坂選手の公開練習。
途中、台風の影響で風強し。WOWOWのコンビは浜田剛史。
帰宅して事務所に出ようか、と思ったが、夜は後楽園ホールで
日本タイトルマッチがあるので時間的に中途半端だ。そこで、
パソコンでEメールのやり取りと電話の交換で作業を済ませた。
ホールに出る前、明日も角海老ジムでイーグル選手の公開練習が
あるので、スポーツ報知の連載コラムを書いた。
今日は、メインのラストラウンドもスリリングだったが、セミの
瀬藤、山中戦が熱戦だった。
後楽園ホールで今日の結果を速報メールで入れ、帰途、FIGHTNEWSの
英文レポートを仕上げて送り、そのあと30分、家内と町内を散歩。
(夕食後、そのまま寝てしまわず、散歩をすると腹が出ない)
帰宅後、スポーツ報知の原稿を仕上げ、あと「BARE FISTS]を読み
ながら寝る。
(6−21−04)
いまマンチェスターで買った「BARE FISTS」を読んでいる。
これはベアナックル時代のボクシングを現代の眼で振り返った本だ。
私が習字の復習を始めたのは去年からだ。
柏市の書道家、徳村旭厳先生に筆と硯を寄贈されてからだ。
暇さえあれば字を書いている。
このたび先生から「幻の筆」なる逸品を頂戴した。
私には勿体無いような立派な筆だ。
昨日、後楽園ホールに出る前、初めて使ってみた。
私のような悪筆家でも一寸はましな字が書けるような気がした。
墨が枯れてからも綺麗な字が書けるようだ。
今日、日曜、午後の散歩から戻り、ずっと書いていた。
いまの習字は「書道三体字典」で楷書を一通り書いている途中だ。
これが終われば、行書、さらに草書ですべての字を書いてみる。
いつ終わるか分からない。
夕食前、5時間は書いていた。
10時からPRIDEを見た。
「ジョーさん、K−1やPRIDE、見たことがないだろう。
他の格闘競技の興行スタイルも参考として見ておく方がいいよ」
と某会長に言われて最近、この種のものを見出した。
放送が終わってから又習字に戻った。
先生に一度、筆で礼状を書こうと思うのだが、どうも上手く書けない。
下書きはしたので、明日、その礼状を清書してみよう。
(6−20−04)
ある有力ジムの会長にいわれた。
「いまのボクシングには素人、あるいは初めて見に来た客をまた見に来ようという気にさせる魅力、スリルがない」と。
そんな眼でボクシングを見てこなかったので、考えさせられた。
この会長はK−1やPRIDEの興行をよく見て、ボクシングと比較する眼を持っている。
昨日、後楽園ホールに行く前、フロイド・メイウェザー、デマーカス・コーリー戦のビデオを見た。これはさほど強打戦ではなかったが、その試合や同じビデオに入っていたメキシカンの試合が影響したのかもしれない。昨日の試合がひどく退屈に感じた。
私は他の人が凡戦と評する試合も自分なりに見所を認め、楽しんできた。わが師ナット・フライシャーに「リングサイド50年」という著書があるが、私の観戦歴もあと3年で50年になる。だが、昨日のように退屈さを感じたのは珍しい。ノックダウンシーンはなく、KO寸前のスリルもなかった。
なぜそう感じたのだろう、と自分なりに考えた。
1.いまの選手は連打の回転で勝負する。一発一発のパンチにパワーを込めていない。早打ち、あわて打ちだから、ナックルがきちんと当たっていない。パンチが当たってもインパクトが弱い。衝撃の弱いパンチで打ち合うから、それを見ていて、「このパンチが当たれば相手が倒れ、ダウンする」というスリルがない。
2.なぜみんな強打者の逆、弱打者ばかりになってしまったのだろう。それはトレーナーの教え方のせいだろう。あるいは日本の風潮のせいだろう。手数で相手を上回る練習が主体になり、個別のパンチを強く効かせる訓練が甘くなっているのではないか。
3.それが最近の比国選手との相性の悪さの原因になっているのではないか。比国選手は単発強打タイプが多い。一方、日本は連打タイプが多く、一発目を軽いジャブやワンツーから始め決して強く打たない。ところが、比国選手は一発目から、左フック、右オーバーハンド、アッパーを思い切り振ってくる。これを食い、日本人選手が負ける例がある。
4.昨日の試合をK−1やPRIDEを見たことがある人が観戦したら、どんな印象を持っただろう。非常に退屈に感じたのではないか。全試合の中で、パンチがまああるな、と思えたのは1試合目のデビュー戦のタマキカイト(中国生まれでアマで100戦くらい経験があるそうだ)とセミの宮田芳憲だけ。あとはみんな手数主義で、個々のパンチの当て方が雑だ。あれではノックダウンやノックアウトを予感させるスリルがまるでない。
5.KO至上主義はよくない。むしろ選手のテクニックを評価すべきだ、という意見がある。私は冒頭に述べた会長との話で、その意見を述べた。しかし、KOのスリルがないにしれも、テクニックがあるかというと、昨日の出場者にはそれもなかった。プロらしいスピード、防御の上手さ、フットワークの鮮やかさ、カウンターをとる勘・・・そんな見せ場もない。あれではボクシング観戦経験の少ない人は見るのが辛かっただろう。
6.いまワールドの日本ランキングの側に戦績が書いてあり、それを見ると、みんな結構KO率がいい。しかし、強打者、あるいは素人ファンに強打を披露できる本当の意味のハードパンチャーが何人いる? ごくごく少数だ。大多数がチャンスにパンチをまとめて、その結果ダウンをとるようなタイプばかりだ。よい悪いは別にして、そんなタイプの手数の多い弱打者ばかり増産しているのが、日本の現状ではないか。
7.もし日本チャンピオンクラスをロス、ラスベガスあたりに連れて行き、メキシカンやメキシコ系アメリカ人と対戦させたら、われらが日本王者たちはどの程度戦えるだろう。おそらくその結果は見えている。相手はもっと強いパンチを連打で持ってくる。個々のパンチのパワーで圧倒される。しかも防御は比較にならないくらい相手の方が強固だ。それでは勝負になるまい。
8.いまの日本人選手のようなタイプのボクサーばかりを再生産していれば、いずれボクシングの人気はもっと下降するのかもしれない。それでも私は若者同士が打ち合っていたらそれを見るのが楽しいボクシング馬鹿(馬鹿だからこれだけ長く見てこられた。中にはひどい試合もいくらでもあった)だから、それを見続け見守る積りだ。しかし、なぜボクシングがこんなに面白くなくなってしまったのだろう。個々の選手を強化する方向性が誤っているのかもしれない。
9.いまのボクシングの面白くなさは、マッチメーキングの問題(日本人選手が勝って当たり前のようなカードばかりの提供)だけではあるまい。個々の日本人選手に魅力、強み、特長が失せだしている方がもっと問題だろう。新人王戦などでいい素質の選手がいる。それがあるべき方向に順調に伸びていない。新人王時代と同じ、前に出て手数を出すだけのボクシングに終始している傾向がある。将来、世界タイトル挑戦を夢見るなら、もっと世界レベルを目標に日々、技術、パワーを向上させていかねばならないのではないか。
10.重ねて自分に問う。もっとボクシングを面白くする方法はないものか? いろいろ方法はあるだろうが、ひとつはもっとノックダウン・シーン、KOシーンを増やすことが考えられる。そのためには、コンビネーションブロー練習と並行して、連打の中にもっとパワーを込めたパンチを織り込む訓練をすることだろう。総じて日本人選手は体が硬いし、ガードを高く構えないと防御勘がよくないという理由から肩の力を抜いて強いパンチを打つことが難しい面があるのは分かる。しかし、渾身の力を込めたパンチを3連打してそれがすべてクリーンヒットしているのに相手にダメージも与えられないような選手ばかり作っていれば、そんな選手はきっと世界に通用しないだろう。上のクラスになれば、もっとその傾向がある。
以上は、ハードパンチャー養成待望論である。
ハードパンチャーを育てていかないと、日本のボクシングの人気は高まらないのではないか、と思う。私はマッチメーカーとして日本のボクシング界の将来に危惧を覚える。
(6−20−04)