ジョー小泉のひとりごと 2002年11月後半


2002年11月30日 本の校正中

朝から夕方まで、本を書くために参照した文献の整理。
そのあと土曜だが印刷所へ行き、校正刷りの追加をもらい、本の詳細について話す。
熱意をもって本に取り組んでくれているので、こちらもゲラのチェックに拍車をかける。
来週からWBC総会に出席するため、昼間はゲラのチェックが出来ないが、帰宅後、
頑張れば何とかなるだろう。
非常に読みやすい内容になっているが、さらに工夫をこらそう。
本当は今日あたりでゲラのチェックを終えておきたかったが、約1週間、最後の原稿を
入れるのが遅れたので仕方がない。本田の世界戦もあったし。
いまの状況で最大限の努力をするしかない。


戸高、湯場ダブル10回戦

11-30 宮崎

戸高秀樹118.75 19-3-1,10KO前=T

判定 99-91、99-94、100-93

ロエシャム・キャットクリエンクライ 118.75 4-3,1KO=R

1回からTが攻め、2回はRが反撃。3回、Tがチャンスを迎え、d寸前に追い込む。4回、T優勢だったが、ラウンド終了間際、Rの右カウンターでTの左目がふさがる。以後も、Tが攻勢を取り続けるが、Rは頑張りきった。ポイントは大差。


湯場忠志140.5 19-1-2,12KO=Y

KO1回

チョドチョイ・13コインタワー138 5-2,3KO=C

Yの左ストレート気味のロング・アッパーが炸裂し、Cは初回早くもdし、10カウントを聞いた。

RJマッチメーキング。織田社員リポート。


「ボクシング珍談奇談」は500頁でなく700頁の超ビッグ版

いま武蔵野印刷の社長が初校のゲラを持参、詳細打ち合わせを終えた。
当初の予定であった500頁を若干越えるかな、と思っていたが、
「原稿量から見て700頁程度、あるいはそれをオーバーします」と言われた。
結論として、700頁の本にすることに決定。

写真が約400枚、表(登場する世界チャンピオンたちの世界戦だけの
見やすい戦歴)が約100で、すごいボリュームになりそうだ。

原価が約4割上がることになるが、いまの時代、通常のものを作って
いては面白くない。このくらい厚い、ビッグな本になると、読みごたえがある。
届いたときの「ワッ、すごい」という読者の驚きが予想され、愉快、愉快。

正月は 珍談読んで 初笑い


瀬川対ヨードサクシット

02-11-28
後楽園

SB5 瀬川設男=S 18-3,9 KO 前

TKO3R1'25"

ルンピニーFe王者 ヨードサクシット・ポー・ムアンスリン=Y 7-5,4 KO 前

2R1分過ぎ,Sの右S,さらに離れ際に左H下→上と炸裂。

さらに2分,Sの右ボディアッパーが決るのと前後してYは足が
つったかカウント8のダウン。立ったあともYはクリンチで逃げる。

3R,足をひきずったままのYをSが一方的に攻めまくると
スタンディングダウンが入り、カウント中にストップ。


2002年11月26日 WBC世界フライ級タイトルマッチ

大阪市中央体育館

王者 ポンサクレック・クラティンデンジム 45-2,25KO(前) 111 1/2=P

判定12R 3-0(119-109,115-113,116-112)

WBC2 本田秀伸 25-1,13KO(前) 111 3/4=H

ダウンなし。PのパワーにHは見切りとフットワークで対抗し、良く相手のパンチをはずした。時にコンビネーションブローをヒットするがパンチが軽く、確実にポイントを重ねるまでには至らない。だが8RからHは積極的に前に出て巧みにコンビネーションブローを当て、チャンピオンを追込むシーンもかなりあった。相対的にはPのパワーの差がポイントを稼いだといえる。本田の善戦であった。


2002年11月25日(月) コウジ対片渕再戦

11-25
後楽園

SFe2 コウジ有沢 26-2-2,20 KO 前 132 1/4

10R判定2-0 (96-95×2, 96-96)

Fe9 片渕剛太 7-2-3,3 KO 前 132

2から5Rは片渕が出鼻に軽い1 2を当てペースとる。
6R中盤コウジの右Hが耳の後ろを捕え片渕の膝がガクっとなる。
7から10Rコウジの右Hが強烈に決るが片渕も右Sを返して劣勢も
試合は最後まで白熱。


L2 木村登勇 17-5-2,5 KO 前 137 3/4

3R1’23”KO

L5 久保田和樹 12-4,3 KO 前 137 3/4

木村好調。3Rボディでチャンスを掴み左Sを決め久保田ヨタヨタと後退して
そのままDしカウントアウト。


2002年11月24日 OPBF SF級タイトル戦

11-24
名古屋国際会議場

OPBF・SF級タイトルマッチ
王者 石原英康 10-2-1,8 KO 前
TKO8R終了
OPBF5 申東吉 5-1,1 KO 前

5回までは一進一退だったが、6回から石原のアウトボクシングによる
有効打がやや上回った。8回、石原の左Sで申がやや後退した場面が
あった。この回終了後、申は目が見えないと訴え、TKOとなった。

OPBF・B王者 ジェス・マーカ 前
10R
SB8 菅原雅兼 14-2-4,7 KO 前
結果: 菅原の2−1の判定勝ち。
(97−96)x2(菅原)、97−95(マカ)


SF2 小縣新 12-1,4 KO 前=O
10R引分け
F1 浅井勇登 17-4-2,13 KO 前=A

4回、Oが12でAをあわやdに追い込むなど、
接戦ではあるがOが主導権を取りつつあった。
8回、Aの強烈な12でOがdし、非常にダメージが
あった。以後、Oは足を使い逃げまくり打ち合いを避けた。
96−95(A)、96−95(O)、96−96の
三者三様のドロー。


W5 大塚陽介 16-1,13 KO 前=O
10R
松下文昭 7-7,1KO前=M
結果: Mの番狂わせの判定勝ち
96−94、98−93、97−93の3対0
1回、Mがサウスポーの左Sでdをとり、以後、足と
スピードを生かし、Oを撹乱し意外な判定勝ち。
Oはdの失点を挽回しようと、むきになり正面から
攻めすぎて左S、右Hを食う場面が多かった。


11−23
アートゥロ・ガッティ
判定10R (98−91)x2、98−90
ミッキー・ウォード

ガッティが3回強烈なdを奪い、ペースを握ったまま
打ち勝ち、予想外に大差の判定勝ち。

いまポンサクレック、本田戦のため大阪で、名古屋の
マッチメーキングのため大阪、名古屋間を往復してから
このリポートを書いたので、少し遅れて失礼。


海外情報 11/23号

11/22,米カリフォルニアでヘクター・カマチョJRが久々の快勝。フレディ・ラッドをサウスポーの左で倒すと、ラッドはリング上をのたうちまわりながら足首の負傷を訴えたが、レフェリーはカマチョのTKO勝ちを宣告。その間、わずか89秒。

同日、無敗のトリニダード2世、ミゲール・コット(プエルトリコ)が地元カグアスで古豪ウバルド・エルナンデス(5ヶ月前、現WBA王者ビビアン・ハリスに12回判定負け)を7回にボディ連打でKOし13連勝8KO。

同じリングでは前WBA・W級王者アンドリュー・ルイスが右ストレートとアッパー連打を決め、1回2分ジャストのKO勝ちで再起に成功。


2002年11月21日 「ボクシング珍談奇談」執筆完了

11章(1991年〜2002年)完了。
あとは印刷所のがんばり次第。
もちろん、こちらはゲラ刷りのチェックがあるが、12月中旬に出来上がる。
いままで珍談奇談だけでこれだけ厚い本はないだろう。

来月号(12月15日発売)のボクマガ、ワールドの広告文も私が作った。

正月は 珍談読んで 初笑い


海外情報

11/29エルパソでIBF・F級王者イレネ・パチェコがアレハンドロ・モンティエル(WBO・SF級王者フェルナンドの兄)と防衛戦を行うが、実は11月はパチェコにとっての世界戦月間。2000年11月がホーク・マケプラ、2001年11月がマイク・トレホ、そして今年と3年連続で11月に世界戦。

既報通りIBF・LH級王座は空位になったが、IBFがロイ・ジョーンズの王座剥奪の公式発表をもたついている間に、ジョーンズ側がIBFのベルトを自ら返上した模様。(11/20)

11/30アトランテイックシティでH級優勝者賞金($100,000)総取りONE DAYトーナメント(各3R)を開催。出場8名でカードは@ティム・ウィザスプーン-パウロ・ビドス、Aジェラルド・ノーブルズ-モーリス・ハリス、Bデリック・ジェファーソン-レイ・オースティン、Cジェレミー・ウィリアムズ-アンソニー・トンプソン。@とA、BとCの勝者がそれぞれ準決勝を行い、その勝者同士が優勝を争うことになる。


2002年11月20日 海外情報

11/19、ヘビー級挑戦の決意を覆さないロイ・ジョーンズに対しIBFはL・ヘビー級王座の剥奪を決定。決定戦は1位アントニオ・ターバーと3位モンテル・グリフィンで争われる見込み(2位は空位)。

元WBC・B級王者、辺丁一(BYUN JOENG-IL)がプロモーターとして初興行。11/16ソウルのBJIプロダクション主催の大会のメインは女子ボクシングの韓国フライ級タイトルマッチで会場のホテルには満員(といっても700人程度)の観客が集まった。

同興行には88年ソウル五輪LM級金メダリスト、朴時憲氏(決勝でR・ジョーンズに超ラッキーな判定勝ち)もVIP扱いで招待されており「ロイは強いボクサーだが、あの試合はどちらが勝者でもおかしくない接戦だった」と当時の感想を述べている。朴氏が公衆の面前に現れるのは久々とのこと。

因みに同五輪で判定に不服で試合後もリング上に座り込んで無言の抗議を続けたのが辺氏だった。類は友を呼ぶ…。


2002年11月18日 ツニャカオ、仁木戦

C SF5 マルコム・ツニャカオ(比)116.75=T

TKO3R

仁木一嘉 116,75 9-1,3KO前=N

1回、Tの12(今後ワンツーは12で略)でNは早くもd。2回、2分過ぎ、Tの左Hで2度目のd。Tはラッシュをかけるが、倒しきれず。Tのあまりのスピードに客席から驚嘆の声あがる。3回、右Jからの12でNがのけぞったところでストップ。Tは徳山への挑戦をアピール。

松本博志 104.25 13-3-3,5KO前=M

TKO9R

ジョージョー・リオス 102.5 9-0,3KO前=R

1,2回はMがボディ攻撃。3回からMがボディを攻めるたびにRはクリンチ、ホールドの連続。7回、ホールドでー1。8回、−2。9回、Mの右HでdしかけたRがMの足にしがみついたところでTKO。

山田通信員リポート。


2002年11月18日 日本B級タイトル戦

11-18

府立第2

日本B級タイトルマッチ

王者 仲宣明 15-0-2,10 KO 前 118=N

KO6回3:09

B1 福山登 12-3-1,8 KO 前 117.75=F



Fは小刻みに体を振りながら前進を続け、王者Nが足を使って回りながら左H(上下)、右Sを当てる展開。

2回は、NがFとの打ち合いに応じたが、3回以降はNが左右の動きを使い、多彩なパンチを出してリード。

6回終了間際、NはFを左Hで大きくぐらつかせ、さらにHを追撃するとダウン。ここでゴングが鳴ったが、レフェリーはカウントを続行し、立ち上がったがぐらついているFをカウントアウト。

SB1 池原信遂 15-0,13 前 123.5

10R 判定 99−93,97−93,98−94

中谷年伸 7-9-3,3KO前 123

山崎通信員リポート。


2002年11月18日 坂田対金、田中対チャラームダム

後楽園ホール

WBC・F13 坂田健史 18-1-1,7KO 前 112P

KO2R 3:10

韓LF1 金振浩 14-6,5KO 前 111P

今日の坂田は落ち着いており、左リードブローを多様し主導権を握る。2R序盤から坂田は左B、右アッパーで金を圧倒。終盤、連打からの右Sで金は土下座をするようにダウン。そのままカウントアウト。



L8 田中光吉 18-8-1,9KO 前

KO3R 13秒

タイSL3 チャラームダム・シストラドトラカーム 7-6-1,3KO 前

1・2R、田中は右S一発でそれぞれダウンを奪う。3R始まるやいなや連打から右Sで強烈なダウンをし、フィニッシュ。


2002年11月17日 飯田対ガンボア他

グランシップ静岡

WBA・MM2 ジョマ・ガンボア 31-7-2,22KO 前 105P=G

判定10R 3-0(99-93×2,97-93)

WBC・MM24 飯田大介 15-4-1,7KO 前 104 1/2=I

3R、Gは左FでIをぐらつかす。6R、Gの右Sがヒットしダウンを奪う。9R終盤、Gは右ボディストレートでヒザををつかせるダウンを奪う。後半はGのボディストレートが有効だった。

B6 村越裕昭 19-6-2,15KO 前

判定10R 3-0(98-95,100-97,96-95)

比B4 ハイメ・アセルダ 6-5,3KO 前

手数で上回った村越がポイントを重ね勝利を手にした。


2002年11月17日 モラレス対アヤラ

2002-11-16(ラスベガス)
WBCフェザー級王座決定戦

WBC1 エリック・モラレス

判定12R 3-0(117-111,117-111,116-112)

WBC4 ポーリー・アヤラ

パワーで勝るモラレスが終始ラウンドを支配。反撃をみせるアヤラを押し退けた。


2002年11月16日 ゴメス豪快なKO勝ち

後楽園ホール
Fe5 雄二・ゴメス 126 16-2,15KO前=G

KO6回

タイSB4 ジャクリ・サクムアンクラエン 124-5-2,2KO前=J

初回からGが強引な先制攻撃をかけるが、Jがカウンターで応戦。Gがぐらつくシーンがあり、以後、毎回どちらが先に倒れるか、一進一退のスリリングな展開。

6回、Gの左アッパー(ボディ)でJはダウンし、ここでウクリット・レフェリーはカウントを取らずストップ。

「こんなすごい試合を見せれば次もお客さんが来るよ」と某会長に言われた。

リング・ジャパン担当でありました。本当はGがもっと楽に勝つと思っていたが、ともかくJの頑張りはすごかった。Gはダッキング、ブロッキングとあらゆる防御技術を駆使しやっとJの攻撃に耐え、6回のクリーンKOに結びつけた。オーバーに聞こえるかもしれないが感動的なファイトであった。