ジョー小泉のひとりごと 2002年5月後半


2002年5月31日 ガンボアは世界2位ルビリャルと負傷引分け

5月31日 比国マニラ エロルデ・スポーツ・コンプレックス

WBCインターナショナルLF級タイトル戦

王者(2位)ファニト・ルビリャル=R
3回2分29秒負傷引分け
元WBA M級王者 ジョマ・ガンボア=G

初回から、サウスポーのRはGの強打を警戒し、足を使ってリングをサークリング。
それをGが追う展開。初回はR、2回はG。

3回半ば、すごいバッティングでGの額が逆Yの字形に割れ、ドクターに見せるため歩いた軌道が血まみれ。あと病院で縫合手術。3ヵ月後に再戦。


2002年5月31日 マネジャーはトレーナーの教え方に不満

私が生きるうえでの信条のひとつは、男のプライド、あるいは人間の尊厳を尊重することだ。換言すれば、男のメンツを立てることだ。そのかわり、相手のメンツにも敬意を払う。

メンツとか、まるでヤクザみたいなことを言い出したが、マネジャー(日本でいえば、会長)とトレーナーの関係について考えている。もっと具体的にいえば、私はアブラカ・トレーナーの教え方に大いに不満がある。しかし、彼も男だ。恥をかかせてはいけない。彼のメンツを立てながら、彼のコーチ法の欠陥を矯正したい。

ところが、これが難しい。アブラカは彼なりの持論、セオリー、プライドがある。意見が違うとき、彼は表面上は私の言うことを聞く格好をする。ところが、私が日本に帰ると、多分、自分の思い通り教えているのだろう。私が指示したポイントが、ガンボアにおいてもランディにおいても、全然、直っていないことがある。

非常に腹が立つ。ところが、その私の怒りをそのままアブラカにぶつけると、角が立つ。ガンボア、星野第2戦における、私が指示した星野対策がまったく消化されていなかったことに驚いた。「お前、俺をなめているのか」と頬のひとつでも引っ叩いてやりたいのだが、それをすると、われわれの将来の関係に響く。

この「ひとりごと」を読んでいるトレーナーの人もいるだろう。大体、世の中のマネジャーで自分のトレーナーの教え方に不満を持っていないマネジャーなどいない。「じゃ、自分で教えればいいじゃないか」と言われるかもしれないが、マネジャー(会長)は忙しすぎたり、もうトレーナーとしてミットを持ったり、一緒に早起きしてロードワークにつきあったりする体力、気力が衰えているケースが多い。

教え方の違い、それに対する不満とは何だろう。それは、選手をコーチすることにおける力点の置き方の違いだ。この選手をどんなタイプの理想像(ビジョン)に近づけるか、その違いが会長とトレーナーとで合っていない場合もある。

日本のボクシングの世界は封建主義だ。民主主義ではない。会長の言うことの方が間違っていても、トレーナーという奉公人はそれを聞かなければならない。絶対服従だ。クラブ制度だからだ。

私はどこかの日本のジムに属して、日本人選手を教えることをあきらめた。会長の顔色を見ながら、教え方を変えることは出来ない。私が選手に教える方法のほうが、会長が横から口出しをする言い分より、正しい、と思うからだ。すごい我の強さだ、と自分でも思う。ボクシングの経験はかじった程度なのに、これほど自分の教え方に自信を持つにはわけがある。

自分が戦った経験、自分のスタイル、自分のセオリーを押し付けている会長、トレーナーが多い。それを超越して、いま自分の選手にどんなボクシングを教えるのが最適か、を考慮しなければいけない。世界的なボクシングの技術的傾向、流行、採点基準、採点傾向、情勢、風潮などすべての要素を考えて、いま選手に「何をどう教えるか」を多くの選択肢から選択せねばならない。その選択が指導者ごとに違う。トレーナーが百人いたら、百のボクシング・セオリーがあるのは当然だ。私はその選択肢を数多く知っている。その多くの選択肢からの選択にも合理性がある、と思っている。途中、中断した時期もあったが、トレーナーを始めてからもう40年近く経つのだから。

コーチをするうえでの科学、サイエンスとは、運動生理学とかいった学問とは次元が違う。そんなものだけで勝負に勝てるわけがない。「ボクシングの科学、サイエンス」とは教えるコツ、ポイントである。現場に即した実際的なノーハウである。

「自分の選手を持てば、自分がマネジャーになれば、自分の思い通りの選手を作れる」と考えた。日本のクラブ制度では、自分でジムを出し、自分が会長になる以外、それは出来ない。そのタイミングを逸してしまった。タイソンが初来日したとき、私はタイソンの日本代理人として結構大きな金が入った。あのとき、「ジョー小泉ジム」を建てておくべきだった。かわりにアパートを建てた。

私は、中島成雄のトレーナー、渡辺二郎の技術アドバイザーだった。そのあと外国の、すなわちフィリピンの選手のマネジャーになり、ルイシト小泉、ガンボア小泉を世界チャンピオンにした。選手を育て、勝たせるコツには独自の方法論がある。自分の選手が勝ったときの報酬、見返りも欲しい(だから、私はより優れた人間、努力した人間、すなわち勝者がいい目をする資本主義礼賛だ)。ところが、外国人選手のマネジャーになった場合、そのトレーナーが私の言うとおり、選手を教えてくれない。しかも、普段トレーニングをするのが、私の目の届かない異国だ。毎日、練習を見られない。非常にもどかしい。

今回、ランディのトレーナーをしに比国へ来た。アブラカの教え方はなっていない。目標があって、それに至る「指導の効率」というのがある。ある技術の習得に1年もかかっていては役に立たない。つぎの試合まで3ヶ月以内で実用化しなければいけない。そのためには、選手の習得を濃縮しなければならない。アブラカには厳しさが欠けている。トレーナーはボクサーと友達ではない。アブラカはガンボア、ランディと距離がなさ過ぎる。だから、アブラカは強い選手を作れないのだ。

自分のトレーナーの愚痴を言いたいマネジャーは山ほどいるだろう。私もその一人だが、愚痴を言うのはやめよう。自分自身でランディを鍛える。そのためもあり、体を鍛え続けている。私の教え方をアブラカに見せつけ、それをセブで徹底させる。その練習過程のチェックのため、もっと頻繁に比国に来なければいけない(ところが、現実には、マッチメーキングやリング・ジャパンの経営で忙しすぎる)。

<今日のトレーニング>
5時45分に起きて、6時にランディたちを起こしに行った。彼らは3人部屋に泊まっている。連中は本当にガンボアの試合の日も早朝トレーニングをするのか、と思っていたようで、まだ寝ていた。「起きろ、練習だ」と、ランディの尻をバチッと叩く。まるで鬼軍曹だ。

ルネタ公園まで歩き、ランディにはウォーミングアップ代わりに1周ジョッギングさせた。今日は4日間、私が教えたことの総復習。ただし、ミットは私が持つのでなく、アブラカに持たせる。すなわち、トレーナーへの指示の伝達だ。

アブラカは私がランディに教えてきたのを横で見ていながら、いい加減に聞いていたのだろう。よく消化していない。怒りたいところだけれど、そこは我慢。彼にもメンツがある。ランディの前で怒鳴りつけては、彼のメンツが傷つく。私に反発して、セブで私がランディにマスターして欲しいことを徹底しないだろう。それではよくない。

一通り、すべてアブラカがミットを持ってランディのパンチを受けたり、アブラカがミットで打ったりして復習を終えた。

「そうだ、グッド。これを教えるときはランディに腰を落とさせることに注意」などと、力点の置き方を強調した。

山本五十六が言ったように、人は褒めないと動かない。だから、アブラカのミットを褒め、調子に乗せる。「ファニト、グッド、あとはセブでもっと滑らかに、速くできるように、繰り返し練習することだ」と締めくくった。

もう7時半だ。ガンボアを起こし、朝食を摂らせないといけない。
外国人選手のマネジャーをしているのは、単に経済的な意味でなく、意思の疎通という意味でいろいろ大変だ。しかし、愚痴を言っても仕方がない。言っても仕方がないことは、言わないことだ。ものごと、割り切らねばいけない。男らしく問題に対処しなければいけない。


2002年5月30日 ランディの今日のトレーニング

GAB(比国コミッション)に2時間前に着いた。ガンボアが朝、リサル・メモリアル陸上競技場の秤で量ったとき、2ポンド・オーバーだった。今日午後1時が計量だというのに、おかしい。落ちているはずたのに・・・。

午前中、チューインガム(すっぱい梅ガムだ。これを日本から多めに持ってきた。これが一番、つばが出る)を噛ませ、TVを見ながらコップにつばを吐かせた。3時間でコップ一杯。約100グラム(4分の1ポンド)。これを走ったり、ロープを跳んだりして落とすのが、どれだけ大変か。

「GABへ早めに行って、正確なウェイトをチェックしてから、その分を落とそう。そのガンボアがロープを跳んでいる間に、ランディの練習も一緒にしよう。練習する所はGABの下のガレージでも何でもあるだろう」ということになった。

GABに2時間前に着くと、もうアンダーカードの選手たちが集っている。同じようなことを考えているのだ。公式秤で量ってから、その分だけ落とそう、と。

何と、ガンボアはジャスト。リサル競技場の秤の方が間違っていた。
ガンボア「マネジャー、だから秤がおかしかった。大体、自分で108に落ちている感じは分かるから」
小泉「私の梅チューインガムのおかげで、このGABで1/4ポンド、落とさなくて済んだんだ。私に感謝しろ、ハッ、ハッ、ハッ」
ガンボア「サンキュー」

掛け合い漫才をしている場合ではない。
ランディに教えておかないいけないことが、まだ残っている。
ガンボアをコミッションのソファで休ませ、ガレージにランディとアブラカ・トレーナーと一緒に降りる。

GABの階段を降りながら、
小泉「ランディ、私はもうすぐ死ぬぞ(I may die soon)」
ランディ「(キョトン)」
小泉「この世の中、何が起こるかわからない(Anything can happen in this world)。日本へ帰る飛行機が落ちるかもしれない」
ランディ「(またおどかしが始まった; これは心の声)」
小泉「お前が世界チャンピオンになるところを見られないかもしれない。そうなれば、残念だ。私はこれをお前に教えておかないと、死んでも死にきれない。今日教えることだけは絶対、マスターしろ。そうすれば、世界チャンピオンになれるから」
ランディ「(この人はいつも前口上が長いな)」

<今日のトレーニング>

1. 相手を斜めに追う方法
 相手のフットワークには方向性がある。それを遮断するように斜め前に動き、相手のフットワークの勢いの分、カウンター効果がでるように打つ。

 みんなカウンターというのは、相手が出てきて静止した自分がそれを迎え撃つのがカウンターだと、思っている。もっと現代的に、ベクトル的に考えないといけない。相手の動きと自分の動きとが相対的にカウンターの位置関係になれば、カウンターをとれる。相手の動きの勢いを利用できる。

 昔のカウンターは、「静止したカウンター(static counterpunching)」で、私が今日、ランディに練習させたのは「動くカウンター(dynamic counterpunching)」だ。

 アブラカは、「Oh, cut off the ring」と単純に捕らえているが、そう思うのなら、それでもいい。ランディの動きがいまひとつ滑らかではないので、「セブに帰って反復練習しろ」と指示。

2. インファイトのポイント
 これは10年程前、ニューヨークのジムでトレーナーが教えるのをずっと見ていて学んだ方法を修正したものだ。最近、アリ・スタイルのフットワークを使う選手が増えて、ロング・レインジとミドル・レインジのテクニックは進歩しているが、接近戦の技術が(不要だとして)死にかけている。
 このインファイトの技術は企業秘密なので、ここには書かない。
 
 WBC3位のヘスス・チャベスのようなファイター(頑丈だが、あまり勘のいい選手ではない)がもぐり込んできたとき、これが実に有効になる。接近戦でのパンチの出し方とよけ方を繰り返し練習。

3. 相手をロープに詰めたときの攻め落とし方
 これも企業秘密だが、アブラカが「なるほど、こんな方法があるのか」と感心していた。あとは、セブで反復練習しろ。

4. 私がマニラに来てから教えたことを復習
 「頭で覚えなくていい。体に覚えさせろ」といって、すべてを5回ずつ反復練習。明日も反復練習させる。

 ここで、「マネジャー、そろそろ、ガンボアの計量の時間だ」とアブラカに言われ、練習を中断。GABのガードマンたちが、「これが噂のランディ・スイコだ」とわたしたちの猛練習を見つめていた。

ガレージは蒸れているから、ランディも私も汗ボトボト。

「残りは、ホテルに帰ってからやる」と言うと、ランディは「まだホテルでやるのか」といった顔をした。

「ランディ、このテクニックは私の遺言だと思って、真剣にマスターしろよ。私はいつ事故にあって死ぬかもしれないぞ。教えてくれるマネジャーがいる間が花だぞ」

ランディは、(このオジサンの芝居がかったの、いつもだ)と苦笑している感じ。

<計量、そしてルール・ミーティング>
計量は2人とも108一発でパス。あとガンボアはすぐ軽い食事。アブラカとランディはそれに随行。私はGABの別室で明日のタイトルマッチのルール会議。

<オイ、勘弁してくれよ、歩くのかい、この炎天下>
GABからタクシーに乗り、キャップを日よけにして眠り込んでいた。老骨に鞭打ち最後の愛弟子を鍛える老トレーナー役をし、さすがに疲れた。

「マネジャー、起きて。この運転手は道を知らない。ホテルの近くだけど、歩こう」とアブラカに言われた。

10分程度だが、ハードトレーニングで疲れているのと、炎天下を歩いたので、グッタリ。お前たち、やはり熱帯の人間だな。日差しに強いんだ。感心するよ。

それでも、ホテルにもどり、あと10分間だけ、テクニックのポイントを説明した。
あとシャワーを浴びてから、ベッドでへばっていた。1日分のエネルギーをランディのコーチで使い果たした感じ。

<ホテルの電話回線がやっとつながった>
昨日からこのホテルの電話回線が故障で、電話連絡はできないし、インターネットは使えないし(送信はできても、昨日、今日のメールの受信ができない)、本当に往生した。だが、やっと今夜、回復。

日本ではインターネットに依存しすぎた生活になっているのだろう。この2日間、まるで陸の孤島のような感じだった。

「速報メール会員」の皆さん、明日から再開しますから。すみませんでした。

明日、日本の11時半にはガンボアの試合が終わります。私は試合後の選手の世話で速報を流す時間はありませんが、事務所と連絡を取り、結果だけでも「速報メール会員」の皆さんにメールを送るよう試みます。


2002年5月29日 今日のトレーニング

1. リターン・ジャブ
どんなに相手のジャブが速くてもリターン・ジャブを出す。相手がダブル、トリプルのジャブで来るとき、その最初のジャブと2発目のジャブの間にリターン・ジャブを出す練習。そのためには、自分のジャブに相手の速いジャブに対抗できる、ある程度のスピードが必要だ。だから、昨日、ランディのジャブを速くするトレーニングをした。

2.相手のジャブの返り際に右ストレート
 相手のジャブにスナップがない場合、試合の後半、相手のジャブのスピードが落ちたとき(ボクサーは本能的に、自分のジャブにスピードがなくなっても、習性としてジャブを出す)、相手のジャブが返るタイミングで右ストレートを出す。

3.相手の速射砲連打に対するブロッキング
 いかなる連打にも終わりがある。相手が打ち終わった瞬間、こちらの体を硬化させていないこと。相手の打ち終わりに、すぐショートのワンツー。ダイレクトの右でもいい。

4.相手のいかなるボディブローも食わず、自分のカウンターを強く打つ方法
 これは企業秘密。相手がボディを打ってきた瞬間が、ノックアウト・チャンスになる。これは古いフィリピンのテクニックだ。

5.ロープ際で腰を落として小さく回り込み、すぐ3つショートのコンビネーションを打つ練習。右回りと左回り。出来るだけ回転半径の小さい回りこみをすること。

 今日の練習は、フロイド・メイウェザーのような段違いのスピードを持つジャブを打ってくる相手に対抗する方法だ。ボクシングはスピード競争ではない。相手の方がスピードが上なら、くずす方法がある。

 エディ・ファッチはケン・ノートンにリターン・ジャブを使ってムハメド・アリのジャブを殺す方法を成功させた。ヤンシー・ダーハムはジョー・フレージャーに絶え間ないプレッシャーとヘッドスリップ、ボビング、ウィービングを使ってアリのジャブを殺す方法を成功させた(第1戦)。

 いずれランディはメイウェザー、あるいはメイウェザー・タイプの相手と戦う機会があるだろう。ランディのスピード自体を上げるのも一法だが、スピードと手数のある相手をくずす方法をマスターしておかないと、アジアの選手はアメリカで勝てない。

<サンドウィッチ走法>
 ルネタ公園の周囲(約1キロ)を5周する。ガンボアは試合前だから、この程度でいい。私は最初の1周と最後の1周を並んで走る。すなわちサンドウィッチ走法だ。私は5周くらいは走れるのだが、午後の練習のため、スタミナをセーブしているのだ。

 ランディはガンボアと並走していたが、ペースが遅いので、ガンボアが走り終わると、「もう1周走ってくる」と駆け出した。さっきより速いペースで走った。

 ランディが走り終わったとき、褒めた。「お前、なかなかいいところがある。そのように自発的に走れ。走るのはお前自身のためだ」

 今日は、和気藹々。昨日、みんなを怒鳴りあげたので、今日は怒らない。そう毎日怒っていると、若い連中と心が離れる。私に対し、陰日なたの態度を見せるようになるからだ。

<朝6時、ロードワークに出る前、みんなの気持ちをほぐすためのジョーク>
(男のジョークなので女性は読まぬこと)
「オイ、われわれ、昨日、ガーリック(にんにく)を食ったよな」
「イエス」
「今朝起きると、私のPはこんなだ。まるでビール瓶だ。ランディ、お前のじょぼくれたPとは違うぞ」
ランディ「 Mine no small(僕のは小さくない)」
「じゃ、いま見せてみろ(Then, show it now)」
ここでみんな大笑い。

怒ったり、ジョークを言ったり、マネジャーもなかなか大変なのだ。


2002年5月28日(火)アブラカ・トレーナーを怒る

朝のジョッギングはルネタ公園。あの30万人が集まった、ルイシト対セサール・ソト戦の会場だ。久しぶりの再訪なので懐かしかった。

9時半にホテルを出て、PSA(Philippine Sportswriters Assocaition)の恒例ミーティングに出席。ガンボア、ルビリャル、その兄のエルネスト・ルビリャル(元ルビリャル茨城で、いまWBCインター王者でWBC2位のはずだ)、ランディ・スイコ、プロモーターのベボット・エロルデ、そして私が壇上で質疑応答を受けた。

ただし、このミーティング開始はフィリピン・タイムそのもので、われわれは定刻の15分前、9時45分に着いていたのに、実際始まったのは11時。パソコンを持ってくればと思ったが、三々五々集う比国の記者諸氏とよもやま話をするのもマネジャーの仕事だろう。

プロモーターのべボットに「チケットの売り上げがいまひとつだから、記者会見で盛り上げに協力して欲しい」と頼まれた。質問は私に集中し、また独演会のようになった。

変な質問もあった。「ルイシトのカムバック戦の勝利について、どう思うか?」とか「ルイシトはもう一度、世界タイトルを獲得できる、と思うか?」とか「ルイシトがJ・ライト級に上がってきたいま、ルイシトとスイコの対戦の可能性は?」など。

「なぜ比国人選手のマネジャーを始めたのか?」という質問もあった。

午後1時半からL&Mジムでトレーニング。
昨日と同様、私がランディのトレーニングを引き受け、アブラカ・トレーナーはガンボアを見る。ときどき、私もガンボアにアドバイス。

<昨日>リサル・メモリアル・ジム
アメリカでジャブの速い選手と対戦したときの、ジャブのよけ方:
(1) ジャブをストップ
(2) ジャブをパーリー
(3) ジャブを左手でパーリー(すぐ右ストレート)
(4) ジャブを左にヘッドスリップ(すぐ左フック)
(5) ジャブを右にヘッドスリップ(すぐ右オーバーハンド)
(6) スローなジャブに右クロスカウンター
当たり前の基本練習だが、私の練習のさせ方が一寸ユニークなので、比国のオリンピック・チームのコーチや選手たちは練習をやめ、ずっと見ていた。

6ラウンド、私はジャブを出し続けたので、左肩が少し痛い。

<今日>L&Mジム
アブラカに言った。
「今日の終わりに、ランディのスローなジャブが見違えるように速くなっているから、見ておけよ」
(1) まずランディを椅子に座らせ、ハンドスピードだけでジャブを出させた(100回)
(2) リングに入り、軍手を垂らしたのをミット代わりにシャドーで速くてスナッピーなジャブを出させた(2ラウンド)
(3) つぎにミットをはめ、速くてスナッピーなジャブを出させた(2ラウンド)
(4) また椅子にもどり、ダブルのジャブをハンドスピードだけで出させた(50回、すなわち100発のジャブ)
(5) リングに入り、軍手を垂らしたのをミット代わりにシャドーで速くてスナッピーなジャブを出させた(2ラウンド)
(6) つぎにミットをはめ、速くてスナッピーなダブル・ジャブを出させた(2ラウンド)

ジャブのスピードを増すには、(A)出す直前の左肩をリラックスすること、(B)ステップインをきかすこと、(C)ハンドスピード自体を高めることだ。

「あまりジャブばかり集中的に練習すると、左肩に痛みを感じ、明日いい練習が出来ないから、今日はここまで」と言った。
「どうだ、ファニト(アブラカ)、ランディのジャブが見違えるように速くなり、スナッピーになっただろう」というと、彼はそれを認めた。

ランディはこれでコーチは終わりか、と思い、バンデージを緩め始めた。

「オイ、まだ終わりじゃない。ジャブの練習が終わっただけだ。パート2がある。昨日のジャブのよけ方の復讐だ」
今日は、速いジャブに対しては確実にキャッチし、スローなジャブに対してはカウンター(右クロス)を打つ練習をした。

ガンボアはもう練習を終えて、表で涼んでいた。

ランディは首の筋肉を鍛える練習(小泉メソッド 2セット)。
火曜はウェイト・トレーニングの日だ、というので、アブラカの指示で片方25キロずつのバーベルで4種類のリフト(2セット)。

終わって、体の筋肉をほぐす「ブランブラン体操」が甘いので、やり直しをさせる。「これをしっかり最低3分しないと、ウェイト・トレーニングのため体が固くなるぞ」と叱る。

「明日の練習があるので、軽めに切り上げよう」と声をかける。

<アブラカを叱る>
ホテルから歩いて5分のところにモールがあるという。それなら、ホテルに帰って、ガンボアとランディとアブラカにジョッギングシューズを買ってやろう、ということになった。

そこにロッペ・サリエルJr.が来た。比国ナンバーワンのプロモーターだ。私はペソの財布ごとアブラカに渡し、「これで3人のシューズを買って来い。私はジュニアと話をする」と言い渡した。

「財布ごと渡さず、金をやればいいのに」とジュニアが言うから、「いかに私がアブラカを信用しているかのデモンストレーションだ。これでいいのだ」と答える。

ところが、30分で帰ってくるはずの連中が1時間半経っても帰ってこない。ここでジュニアの携帯電話を借り、アブラカに言った。

「どこまで行っているのだ。試合前のガンボアを連れ、1時間半も何をしているのだ」と叱る。

ホテルを出てから、2時間後、3人は帰ってきた。ここで私の説教が始まった。
「お前らはセブからマニラへショッピングに来たのか。ガンボアは朝食を控えたので腹が減っている。練習のあと、体が疲れている。それは分かるだろう。なぜ2時間もガンボアを連れまわすのだ。お前は自分でセブ一のトレーナーだ、と言っているが、それがナンバーワン・トレーナーのすることか。何度、同じミスをしたら気が済むんだ」とアブラカに。

つぎは、ガンボアだ。
「お前、なぜそのモールにシューズがなかったとき、自分で『俺はホテルに帰って体を休める』とアブラカに言わないのだ。それでも元世界チャンピオンか。プロとしての自覚がないぞ」

つぎはランディだ。
「お前は、別のモールにタクシーに乗っていく前、兄弟子のコンディションを考え、『ジョマ、ホテルに帰った方がいい。シューズはサイズと色だけ言ってもらえば、買ってくるから』となぜアドバイスしなかったのだ」

またアブラカとガンボアに。
「私はガンボアを勝たせたいのだ。だから1週間前に来た。私のガンボアを勝たせたい気持ちが分からんのか。ファニト、お前はジョマを勝たせたくないのか。なぜ最初のモールに気に入ったシューズがなかった時点で、ホテルのコーヒーショップに電話し、私に相談しなかったのだ。お前はアホか」

最後に、ガンボア本人の肩に手をかけ。
「ガミガミ言って悪かったな。私はお前を勝たせたい。体は冷えていないか。早く上にあがって休め。あと1時間したら夕食だ」

アブラカにガンボアを部屋に入れたら、コーヒーショップに戻るよう言った。

横で聞いていたジュニアが言った。
「ジョー、厳しいんだな」
「ジュン(ジュニアの略)、日本の会長なら選手やトレーナーにあそこまできつく怒れないよ。あそこまで言うと、選手やトレーナーはやめてしまう。私はあの3人の家族の月々の生活費から親族の葬式まで世話している。そのうえ、3人とも私に大分、前借がある。やることをやっていないと、あそこまで怒れないんだ。そして怒るとき、しっかり怒らないと、大事な世界タイトルマッチのとき、また同じミスをしかねない」

アブラカが降りてきた。
「ファニト、怒りすぎて悪かったな。私は一本気だから。だけど、私がジョマを勝たせたい気持ちは分かってくれ。ジョマは何て言っていた?」

「ジョマは『マネジャーが正しい』と言っていた。済まない。自分が悪かった」とアブラカ。ここで私はアブラカの肩を抱く。

「ところでシューズは買ったのか?」

「ショッピングの最後で、どれかに決めようとしていたところで電話で怒られたので、すぐ帰ってきた」とアブラカは私の財布を返す。もちろん、中をあらためたりしない。

「シューズ1足いくらだ。いいやつだ」

「3000ペソくらい」

「じゃ、3人分、10000ペソ(約26000円)渡す。セブに戻ったら、ショッピングセンターかモールでゆっくり選んで買えよ」

このあとジュニアと別れて、ガンボアの部屋に行くと、何かものすごく士気が高まった雰囲気がした(自分だけそう思っているのかもしれないが)。

ランディに、「ジムでお前のジャブがもう少しスピードが出ていたら、こんなに機嫌は悪くならなかったのだか・・・」と言うと、みんな大笑い。(今日のランディのジャブは本当に早くなっていたから、これはジョークなのだ)。

それから和気藹々の感じになり、私がとっておきの笑い話をすると、また大笑い。なにか、私は落語家みたいな感じだ。

ガンボアはあと1ポンドだ。ウェイトが落ちたから、機嫌がいい。

今日は何かまたくさい芝居をしたような気がする。
まあ、こんなくさい芝居を続けてルイシトとガンボアのモーティベイションを高め、2人を世界チャンピオンにしてきた。(日本人選手なら結構、教育があり、ひねくれているから、こんなくさい芝居で感動しないのだろうが)。

明朝も6時からルネタ公園で一緒にジョッギングをする。
ランディの明日のプログラムをメモして寝よう。
今日は働きすぎ。ジムで動きすぎ。PSAで喋りすぎ。怒りすぎだ。
今日も熟睡できそう。今回は一人旅で隣に家内はいないけど。


2002年5月27日(月) マニラ到着

朝3時半まで仕事を片付け、4時半まで一寸横になり、6時前家を出て成田空港へ。
9:45発、マニラ着13:00。時差1時間だから、4時間15分。実際、飛んでいたのは3時間半。
飛行機の中ではよく寝た。

アブラカ・トレーナーの出迎えを受け、ホテルにチェックインし、一休みしてジムへ。
アブラカがガンボアを見て、私はランディのミットを持つ。ランディはまだ腰が高い。
ガンボアの体が期待したより引き締まっていない。
相手はWBCライトフライ級2位のファニト・ルビリャルだから、世界戦線復帰のいいチャンスなのだが・・・。

いま雨が強く、トタンを打つ音が鳴り、かなり騒々しい。
しかし、私はどんな所でも眠れる。そう自分を鍛錬してきた。
つねに強気で生きる方法。

明日は、6時から朝のロードワーク。
10時から、両選手記者会見。
一晩眠れば、体は回復する。そう信ずれば、熟睡できる。
明日の記者会見もうまくいく。そう信ずれば、うまくいく。

成田を飛び立つ前、「速報メール会員」の皆さんにメールを入れましたが入っていますか。
パソコンの方はとんでもない時刻に入れても受信されるが、携帯の方は朝の5時にメールを入れると迷惑だから、成田から入れた。


2002年5月27日(月) 昨日、速報メール会員に送ったメール

5月26日(日)尼崎アルカイックホール

日本B級タイトル戦

仲宣明(尼崎)15勝10KO1分(前)118
4回2分31秒負傷引分け
4位 熟山竜一(JM加古川)9勝4KO3敗2分(前)117.25

1回30秒、バッティングで仲の右眉切れた。熟山の左フックで再三、仲は腰を落としかける。3度ドクターチェック。

2回、仲の猛ラッシュ。両者とも有効打少ないが、やや仲か。

3回も仲が圧力をかけ、熟山は左フックで応戦。2:30頃、右ストレートで泳がせた仲の回。

4回、熟山ホールドで減点。仲、出血ひどく5度目のドクターチェックで負傷引分け。


2002年5月27日(月) 日本不在のお断り

比国マニラに出ます。ガンボアの再起戦(31日)とランディ・スイコのトレーニングが目的です。
プロモーターが用意してくれるホテルでインターネットが使えればいいのですが。

出発前、次の本「80年代のリングは輝いていた〜世界のトップボクサー技術分析」の印刷所渡しの原稿をチェックし終わりました。うまくいけば、8月1日より前に出せるかもしれません。社員諸君の頑張り次第(とプレッシャーをかけて、日本を発つ)。

ひとりごとの更新がなくても、病気ではありませんから。


5月26日(日)「速報・携帯メール会員」アンケート結果と今後の方針

判定が出ました。
58−3のユナニマス・デシジョンです。
「今後、メール送信は1度だけにします」。
実験メールはいつもほぼ同時に受信、docomoでは受信料がかかる、受信リストが一杯になる、などの理由を了解しました。2度入れるのは、海外で日本人選手が世界王座獲得など超ビッグニュースに限定します。
今日の仲、熟山のバンタム級タイトル戦は7時半から8時には終わります。速報を入れます。


2002年5月26日(日) 速報の「携帯メール会員」へ送ったアンケート

携帯会員へのアンケート

ここしばらくタイムラグ(送信から受信までの時間差)解消の手段として、同じメールの2度送信を実験してきました。そこで、アンケートです。

1. 再送の方を先に受信することがあり、やはり2度送信を続けて欲しい。
2. 最初のメールと2度目とで、受信時刻に差はないので、同じメールを2度送る必要はない。

忙しければ、1 または 2 の数字だけで結構です。
ご意見あれば添えてください。携帯会員は現在92名。
ジョー小泉

いま92名だが、これが920名になり、9200名になり、92000名になったら、
ボクシング・ファン拡大への革命的サービスになる。
試合が終わるや否や、自分からアクセスしなくても結果が自分の携帯に入るのだから。


2002年5月25日(土) ペニャロサ敗戦の誤報の余波

「ペニャロサが負けたのを知っているか?」と比国のワキー・サルードから電話があった。
ワキーはペニャロサの前のマネジャーだ。ルイシトが私から去ったように、ペニャロサはワキーと袂を分かった。

「ワキー、それは誤報だ。勝ったのはペニャロサだ。多分、比国の記者はFIGHTNEWSのインターネット・レポートを見て、君に連絡してきたのだろう。いまその誤報を訂正するよう、FIGHTNEWS宛にメールを書いているところだ」

FIGHTNEWSというwebsiteはすごい。
1日に5万以上のアクセスがあるという。世界中にこの誤報が流れるわけだ。

比国の記者からe−mailが多く入ってきた。
「FIGHTNEWSはペニャロサの負けと言う。ワキーによれば、ジョー小泉はペニャロサの勝ちという。どちらが正しいのだ?」

「私の情報の方が正しい」と回答。

FIGHTNEWSは訂正を出した。
その社長、Karl Freitag (フライタークというのはドイツ語で金曜のことで、彼はドイツ系だろう)から下記の通り、礼状が来た。

Dear Joe,

Thank you for your email. Somehow when our reporter called in from ringside, the result was reversed, apparently due to a bad phone connection. We had an incorrect outcome posted for approximately 90 minutes but everything is accurate now. I apologize for the mistake.

Best regards,
Karl

「ジョー小泉の速報メール会員」の皆さん、今日は面白かったでしょう。
こんな時々刻々、メールが来る面白さを今後とも味わってください。


2002年5月25日(土) FIGHTNEWSの誤報が訂正された

FIGHTNEWSのレポート、下記の通り、訂正になりました。ご報告まで。

#1 Penelosa beats Andrade!

NABF super flyweight champion Oscar Andrade (29-22-1) was defeated by former WBC champion and current WBC #1 superfly Gerry Penalosa by unanimous twelve round decision at Feather Falls Casino in Oroville, CA. There was an accidental head butt in the 8th round that caused Penalosa to bleed profusely from the hairline on the forehead. Penalosa is now NABF champion, as well as the mandatory challenger for WBC superfly champion Masanori Tokuyama. Note: An incorrect result was briefly posted due to a miscommunication over a bad phone connection from ringside. More to come.
5/24/2002

私が訂正を促したメール:

Dear Karl,
Your report was wrong.
Penalosa won a unanimous nod to win the NABF title.
Please correct it ASAP for the reputation of Fightnews.
I pay my great attention to this fight since I am the exclusive matchmaker of Tokuyama, and I received an immediate telephone report of Penalosa’s victory from there.
Best regards,
Joe


2002年5月25日(土) FIGHTNEWSの誤報を見て再度、速報メールを送った

私のレポートが正です。

ファイトニュース(www.fightnews.com)の下記レポートは誤り。
笑い話です。ファイトニュース(私はその通信員)には至急訂正させます。

#1 Penelosa falls to Andrade!

NABF super flyweight champion Oscar Andrade (29-21-1) was an underdog entering his fight against former WBC champion and current WBC #1 superfly Gerry Penalosa (44-3, 34 KOs) at Feather Falls Casino in Oroville, CA. But when the smoke had cleared, it was Andrade retaining his NABF belt with an upset unanimous decision and Penalosa most certainly losing his mandatory title shot against WBC superfly champion Masanori Tokuyama. More to come.

5/24/2002


2002年5月25日(土) ペニャロサが勝ったレポート

5月24日 サクラメント郊外オロビル

NABF SF級タイトル戦
ジェリー・ペニャロサ(比)=P
判定(119-109,117-112,115-113)
オスカー・アンドラーデ(メキシコ)=A

Pが徳山との指名戦の前哨戦を飾った。
Pはスロースターターのため、3回まではAのペース。

4回からPはコンビネーションを当て、主導権支配。
9回、Pは額を切り、出血。激しい打ち合いになるが、Pがボディブローで優勢を保ち、3−0の判定で北米王座を奪取した。徳山、P戦は11月予定。


2002年5月25日(土) ハメドの再起戦、WOWOW再放送は今日夕方5時半から

今日の「スポーツ報知」の「ジョー小泉のBOXINGウィークリー」にも書きましたが、ナジ−ム・ハメドの再起戦は今日、WOWOWで再放送されます。

インターネット、外電とは違い、試合は面白く、ハメドは非常に調子がよかったのです。
どうぞ自分の眼でハメドの復調ぶりをご覧ください。
5時半、17:30からです。


2002年5月24日 ルイシト、再起戦に快勝

2002年5月23日 米国サンノゼ
ルイシト・エスピノサ(比)
KO2回
エベール・ベレニョ(コロンビア)

ルイシトは16ヵ月ぶりの試合で快勝。初回からルイシトは攻勢をとり、得意の左フックをヒット。
2回、ルイシトはボディから顔面への左フックでダウンを奪い、ベレニョはカウントアウト。

ルイシトは46勝27KO10敗。過去2度世界フェザー級タイトルに挑戦し王座獲得を逸したベレニョは38勝35KO11敗。


5月22日(水) 吉野、ナカムラに2−1の辛勝

後楽園ホール

日本ミドル級5位 吉野弘幸(野口)35勝26KO10敗1分(試合前)158.75
10R判定2−1(98-95,97-94,96-97)
日本ミドル級9位 ナカムラエイジ(大阪帝拳)7勝1KO3敗4分(試合前)158.75

2,3回は吉野の左フック。4,5回はナカムラのワンツー。6回以降は、ナカムラが軽いワンツーで攻め、ラウンドの終盤、吉野が左フックで反撃する展開。吉野は9,10回、ラッシュして辛勝。吉野は昔日の左フックの切れがなく、苦戦。

大阪での試合なら、判定は逆に出たかもしれない。しかし、ナカムラのワンツーはウェイトが乗っておらず威力が薄く、声援に後押しされた吉野の左フック・ラッシュに押し込まれた。

10回、吉野はナカムラをぐらつかせ観衆を沸かせたが、これは左フックでなく、珍しく右ストレートを好打したもの。吉野はベテランらしく最後にラッシュし、接戦を制した。

吉野は今後ともミドル級で戦うそうだ。


2002年5月22日 WOWOWエキサイトマッチに朗報!

安江アナウンサーが退社し、豪州へ留学して以来、エキサイトマッチの放送は、次の3名で担当してきた。

高柳“高ちゃん”謙一
浜田“連続KO日本記録保持者”剛史
ジョー“つねに強気で生きる方法”小泉
である。

むくつけき野郎3名でしばらくやってきたが、今日の音入れから女性アナウンサーが入った。
荻野アナウンサー・・・下の名前は忘れた・・・ボクサーの名前はすぐ覚えるのだが。
若い、美人、可愛い、君たちすぐ馴染みになると思う。

<5月27日放映分> 荻野アナ・デビュー戦
WBA S・ライト級王座決定戦
ランドール・ベイリー vs.ディオベリス・ウルタド
WBO S・ウェルター級王座決定戦
ダニエル・サントス vs.ヨリ・ボーイ・カンパス
トリニダード再起戦
フェリックス・トリニダード vs.アッシン。・シェリフィ

<6月10日放映分>
WBCライト級タイトルマッチ
ホセ・ルイス・カスティージョ vs.フロイド・メイウェザー
WBCライト級挑戦者決定戦
スティーブ・ジョンストン vs.アレハンドロ・ゴンサレス
OPBF S・フェザー級挑戦者決定戦
ランディ・スイコ vs.(豪州王者)カリム・ナッシャー
OPBF S・フェザー級王座決定戦
ランディ・スイコ vs.(元OPBFライト級王者)柳昇呼

6月9日は、われわれがメンフィスのザ・ピラミッドから生中継でレノックス・ルイス対マイク・タイソン戦をお送りする。

さらに、6月24日は、WBCフェザー級タイトルマッチ、エリック・モラレス対マルコ・アントニオ・バレラ戦を夜11時から独占放送する。

私はこの前のハメド対カルボ戦(再放送、25日、土曜17時半から、見逃した人は見ること)の音入れの際、「速報メール会員」の技術的フォローのため、終わるとすぐ帰宅したが、高柳さんは荻野アナとコンビネーションの息を合わせるミット打ちをしていた。

まるで、お父さんが娘さんに特訓をしているようでほほ笑ましかった。いや、お兄さんが妹にか・・・。

6月10日、私はメンフィスからニューヨークに回るが、マイボーイのランディ“JR Suica”スイコもどうぞお見逃しなく。といっても3分間だが。


2002年5月21日 ハメドはやはりすごい

昨夜、ナジーム・ハメドの再起戦をWOWOWエキサイトマッチでご覧になった方が多い、と思う。
解説をしていて思ったが、やはり、ハメドはすごい。

たしかにKOこそ逸したが、あの防御勘、カウンターを合わせるタイミングは独特のものだ。
カルボもいい選手だが、ハメドは相手のパンチを目の先三寸でかわしきり、ほとんどパンチを受けていなかった。

ハメドは体調もよかったのだろう。動きがシャープで、スタミナも充分だった。
ブランクにもかかわらず、ここまで復調していれば、今後のジョニー・タピア、マルコ・アントニオ・バレラ(再戦)は大いに興味がある。

たかがダッキキングと思うかもしれないが、あれほどの柔軟性で相手のパンチをくぐる選手はまずいない(イラリオ・サパタは例外的にそれをしたが)。独特のスウェイバックもすごい。

パンチも実にシャープだった。1回、2回を見ると、早い回に倒せそうな感じだったが、ハメドが「カルボはタフな好選手だった」というように、相手が非常にいいボクサーだった。

もし見逃した人がいたら、25日、土曜、午後5時30分からの再放送を見て欲しい。
本当にすごいから。
なまじ早い回に終わってしまうと見られないハメドのアクロバティックなボクシングが存分に堪能できる。


2002年5月21日 いま「速報メール会員」がおもしろい

いま盛んに「速報メール会員」と対話している。
このプロジェクトはほぼ軌道に乗りかけている。

問題は、おのおのの携帯電話会社側のサーバーにある。
その携帯電話会社のサーバーの、ある瞬間的時刻により、メールの遅延が発生する可能性がある。

たとえば、1時10分に送信したメールが1時間後に届き、
1時11分に送信したメールは直ちに1時12分に届くというケースもあった。

そこで、「携帯メール会員」に対しては、さしあたり、同じメールを2度送信している。
(これも一種の実験)。

電子メールというのは、送信元サーバーから送信先サーバーに到達するまで、
中継サーバーを経由するそうだ。これが、遅延が起こる場合の原因になるそうだ。
ひとつ知識が増えた。

あと10日間で、いろんな実験が終わり、「ジョー小泉の速報メール」のシステムは安定するだろう。
それまでの不安定期がおもしろい。

「速報メール会員」に入られた皆さん、どうですか?

毎日どころか、1日に5つもメールが入る日もあり、一ヵ月に40から50の情報が届きます。
100円 / 50メール = 2円

インターネットの時代だから、こんな面白いサービスが出来ます。
いま、この「速報メール会員」の技術システムを確立しきることに熱中しています。

どうぞ「速報メール会員」に御参加ください。

この「ひとりごと」に掲示しない、詳細情報(試合スケジュール、結果、展望、戦力比較表)がソナギ・パンチのようにコンビネーションで入ります。


5月20日後楽園ホール

<S・バンタム級超10回戦>

梶原隆治(白井・具志堅)11勝4KO3敗3分(試合前)
10R
インドネシアSB級王者、ビルゴ・ワロウ 14勝6KO5敗1分(試合前)

結果:梶原の3-0(97-94,97-94-97-95)。長身のストレートパンチャー梶原は終始、ワロウを追い続け圧勝。

判定よりペースは一方的。ワロウのベストは最終回。右強打で梶原をぐらつかせたが遅すぎた。梶原は名護が去った白井・具志堅ジムを背負うホープだが、もう少しパワー要。メイン前、白井義男世界王座獲得後50周年記念のセレモニー。

嘉陽宗嗣(白井・具志堅ジム)4勝1KO(試合前)
判定8R
LF級6位水野貴彦(クラトキ)12勝5KO5敗1分

嘉陽は手数でポイントをあげ、最終回にスリップ気味のダウンを取られたが、3−0の判定勝ち(78−76,78−73,78−74)。よくまとまったサウスポーのホープだ。


嘉陽宗嗣選手は「かよう・むねつぐ」と読む(リング・アナウンサーはそう言っていた)。
この選手が名前を短縮してリングネームを変えると面白い。
「宗 嘉陽」と。
そうかよう。


2002年5月20日 「ジョー小泉の速報メール」はボクシング界に革命を起こす

<重要なメッセージ>

昨日19日までに「ジョー小泉の速報メール会員」に申し込んだ人はすべて登録し、
今日の梶原 vs.ワロウのレポートを送信しました。

もし受信なければ、RJの登録ミスなので、どうぞ御連絡ください。

アドレス: order@ring-japan.com

何かクレームとか、ご意見あれば、何でもこのアドレスにお送りください。

<「速報メール」はボクシング界に革命を起こす>

月わずか100円で、1ヵ月に40から50もの速報メールが送られてくるサービスがあれば、
それはボクシングファンにとりありがたい。
それを3年、5年、継続する根気、執着力があれば、ボクシング界に革命が起きる。

つねに情報でファンを刺激する。
それをボクシング界の広報部門は怠ってきた。
それをリング・ジャパンが試みる。

昔、世界タイトルに挑戦する前、関光徳、小林弘、柴田国明、石松などは、全国に名前が知れれていた。いまはそうではない。

マスコミはボクシングを冷遇する。ボクシングを取り上げない。
日本全国に世界チャンピオン候補がいる。
だが、一般の人たちは、ボクシングファンでさえ、その名前、実力、成長過程を知らない。
情報がないからだ。情報をコンスタントに与えられないからだ。

もうインターネットの時代だ。
ファンはもっと情報を得るべきだ。もっとホープについて知るべきだ。

その情報提供をジョー小泉が、リング・ジャパンが試みる。
速報を送り続けることにより、私はボクシング界に革命を起こす積りだ。

3年後、5年後を見て欲しい。
ボクシングファンすべてを「ジョー小泉の速報メール会員」にする積りでいる。
3年、5年続いたら、そのとき・・・・この速報メールがいかに貢献したが分かるだろう。

「ジョー小泉の速報メール」は始まった。
意地でも軌道に乗せる。このインターネットの時代において。


2002年5月18日は「ジョー小泉の速報メール会員」開始記念日!

5月15日(水)から17日(金)まで連日、夜12時まで登録とメール送信の実験をしたおかげで、
18日(土)から19日(日)にかけて、数多くのテストメールを出せた。

1.名護 対 ゲレロ
2.仲里 対 趙
3.佐藤 対 ヨーダムロン
4.岡田 対 魚森、 稲田 対 朴

19日
5.ハメド 対 カルボ
6.ジュー 対 タッキー
7.ラリオス 対 バスケス 詳報
8.ウォード 対 ガッティ
9.星野の挑戦者決定

今日は、5つの「速報メール」を出し、3時半から8時までWOWOWでハメド、カルボ(インターネットのレポートで読んだより、国際電話で聞いたより、ずっと面白い試合だった)の音入れをし、ちょっと疲れた。

問題点もあるが、技術的にはこの「速報メール会員」のプロジェクトのヤマは越えた。

携帯メールを受けられない会員に人には、迷惑メール防止のバリアが付いていて、そちらの事情で私の速報メールを受けられない人もいた。

明日以降、個別に連絡します。新しいことを始めるときには、この程度の支障はあり得る。
無料期間中に対策を練り、すべてに対処します。
つねに強気で頑張ろう。


2002年5月18日 WOWOWへ音入れに出る前、「速報メール会員」に送ったメール

2002年5月18日 星野の挑戦者決定

<WBAミニマム級挑戦者決定戦>ベネズエラ

ノエル・アランブレット(ベネズエラ)
判定
フアン・ランダエタ(ベネズエラ)

これで、7月29日、パシフィコ横浜での星野の初防衛戦の挑戦者は元王者、アランブレットに決定した。

なお、この試合は105ポンドのリミット以下を義務付けた試合で、アランブレットは規定体重以下でファイトした。


2002年5月18日 WOWOWへ音入れに出る前、「速報メール会員」に送ったメール

2002年5月18日 アンキャスビル

SL級10回戦
ミッキー・ウォード(米)=W
判定(2−0)95-93,94-93,94-94
アルトゥロ・ガッティ(米)=G

これも年間最高試合候補の激戦。1回から3回は、Gがアウトボクシング。4,5回はWが打撃戦に巻き込む。4回、Gは低打で減点。6,7回、Gがまたアウトボックス。

8,9回、またWが打ち合いに持ち込む。9回、WがGを左フック(ボディ)でダウンさせ、これが勝敗を分けた。

これからWOWOWへ明日放送のハメド、カルボ戦の音入れに行ってきます。


2002年5月18日 WOWOWへ出る前、「速報メール会員」に送った速報メール

2002年5月18日 ラスベガス

統一世界SL級タイトルマッチ

コンスタンチン・ジュー(豪)
判定12R
IBF1位ベン・タッキー(ガーナ)

(120-108)×2、119-109のワンサイド。ダウンはなし。

ジューが初回からジャブを当てまくり、最終回まで試合を支配。

タッキーはレイ・オリベイラに勝ちNABF王座を奪い、テディ・リードを破りUSBA王座も併せ獲得し1位に浮上したが、ジューの的確なパンチを受け、何度もぐらついた。

ジューの強さが際立った一戦であった。ジューは29勝23KO1敗1分。タッキーは24勝15KO3敗。


2002年5月18日 WOWOWへハメド、カルボ戦の音入れに出る前、「速報メール会員」に送ったメール

2002年5月17日 サクラメント

WBC SB級暫定王座決定戦 詳報

2位オスカー・ラリオス(メキシコ)
TKO12回
1位イスラエル・バスケス(メキシコ)

まさしく激闘。「FIGHT OF THE YEAR」とTV解説者G絶叫するほど。前半は長身のラリオスがアウトボクシングしたが、中盤以降、バスケスが打ち合いを挑み、ラリオスも応戦。

12回、ラリオスの右オーバーハンドで最初のダウン。連打でまたダウン。さらにラッシュをかけるところでストップ。

ラリオスは97年、バスケスに1回KO負けしているが、借りを返した。ラリオスは、ホーリンの負傷(手の骨折というが、どの程度の怪我か不明)のため急遽、代理出場したが、金星をあげた。

ラリオスは木村(帝拳)がゴメスと防衛戦をする前、パートナーに呼ばれたことがある。SB級にしては非常に大柄で、「本当にSB級か?」と思うくらいだった。昨年1月、ホーリンに挑戦し打ちまくりながら、正確さの差で惜敗したが、ラリオスの勝ちと唱える人がかなりいた。

8月2日、同地でホーリンとWBC統一戦を行う計画があるが、ラリオスは日本で暫定王座の初防衛戦をする可能性もある。WHO?


2002年5月18日 WOWOWへ音入れに出る前、「速報メール会員」に送ったメール

2002年5月17日 英国ロンドン・アリーナ

IBOフェザー級タイトル決定戦

ナジーム・ハメド(英国)
判定12R(3−0)
マヌエル・カルボ(スペイン)

判定:120-110、119-109、119-109。

ダウンはなし。ハメドは13か月のブランクの影響ありありで、生彩を欠いた。
カルボは前進し、打ち合おうとするが、ハメドはアウトボクシングに徹し、打撃戦を避ける。

ハメドのパンチに威力なく、観客からブーイングを浴びた。ハメドの次の試合対戦者は、ジョニー・タピアが最有力。


2002年5月18日 さいたまから後楽園ホールに移り、試合直後、「速報メール会員」に送ったメール

WBA LF級14位岡田一夫(ロッキー)9勝5KO1敗1分(試合前)=A
10R
日本LF級10位 魚森貴宏(マサ伊藤)10勝3KO11敗2分(試合前)=B

結果:岡田の3−0判定(97-95、96-94、97-96)

Aは苦手なサウスポー克服のため、敢えてBと対戦することに決めたそうだ。AはBの左ストレートをよく食いながらも、パワーで押し切った。Aはもう少し体を振って入りたい。

日本L級10位 稲田千賢(帝拳)8戦全勝6KO(試合前)=I
10R
韓国L級3位 朴相宣(韓国)7勝6KO9敗1分(試合前)=P

稲田の7回TKO。

身長178センチの元アマ王者、Iは毎回、Pに正確なジャブを当て一方的。7回、Pがダウン寸前になったところでPのコーナーからタオル。Iは着実に進歩している。

8回戦にいい選手がいた。
123ポンド契約:ロッキー神(しん)(大分)判定八重樫拓(国際)

この九州から来た選手はパンチがあり、スタミナもある。2回にストレート連打で八重樫をダウンさせた。以後、八重樫(当てるのが巧い選手、ただしパンチはあまりない)が反撃し、一進一退の展開になったが、2回のダウンと最終回の攻勢でロッキーの勝ち。これで、7勝6KO2分。決して勘がいいわけではなく、パンチも結構もらっていたが、タフで馬力がある。太田会長によると、ロッキーはスーパーフライ級がベストというから、九州では敵なしではないか。ただし、この前の試合が昨年3月と山崎マッチメーカーに聞いた。新鋭はもっと試合をして素質を磨くべきだ。

今夜、光っていたのは、稲田とこのロッキーだ。


2002年5月18日 佐藤が勝ったあと、「速報メール会員」に送ったメール

<WBA世界SB級タイトル戦>

王者ヨーダムロン・シンワンチャー(タイ)27勝12KO1分(試合前)
12R
6位 佐藤修(協栄)25勝14KO1敗2分(試合前)

結果:佐藤の8回KO勝ち。

佐藤は初回こそ攻勢を取ったが、2回以降、王者のスピードと巧いボクシングで失点。7回、佐藤の右オーバーハンドで王者ダウン、さらに追撃でダウン。

次の8回、ボディへの左アッパーから右フックの返しで王者は完全にのびた。佐藤の見事なKO勝ち。

7回まで、(66-65)X2(王者)65−68(佐藤)。


2002年5月18日 OPBFタイトルマッチの直後、「速報メール会員」に送ったメール

5月18日 さいたまスーパーアリーナ

<OPBF SB級タイトルマッチ>
王者 趙龍仁(韓国)14勝8KO3敗(試合前)
12R
同4位 仲里繁(沖縄ワールド)21勝16KO5敗(試合前)

結果:仲里の3回TKO。

仲里は初回終了間際、左フックで痛烈なダウンを奪い、趙はゴングに救われた。2回もワンサイドに攻め、何度もぐらつかせた。

3回開始早々、ウクリットが試合をストップ。仲里は非常に出来がよかった。


2002年5月18日 さいたまスーパーアリーナから送った「速報メール」

2002年5月17日 サクラメント

名護明彦 5回負傷判定 オスワルド・ゲレロ(8回戦)

名護は初回、左クロスでダウンを奪い、右ジャブ、左オーバーハンドを好打。スピードがあり、非常に出来がよかった。

5回、右フックで相手を回したのが後頭部に当たり、ゲレロは倒れこみ続行不能。負傷判定は(49-44)x2、49-45の3−0。この試合はESPNで全国ネット。

メインのWBC暫定SB級タイトル決定戦は、オスカー・ラリオスがイスラエル・バスケスから最終回、2度のダウンを奪いTKO勝ち。


2002年5月17日(金) 山下書店に「つねに強気で生きる方法」が並んだ!

今日、計量のあと、山下書店をのぞくと、まだ本が陳列されていない。
事務所に帰り、社員が同書店に電話すると、「いま本が入荷し、平積みにしているところです」と
いう返事をもらった。

明日から、山下書店に80冊が並びます。

全国のジムの会長さんにお送りしたサンプルが好評で、10冊、20冊とご注文をいただき、感謝しています。

4000冊初版で刷り、星雲社が2700冊取って全国の書店に配本し、リング・ジャパンから申込者や贈呈に送ったのが900冊で、書店発売の3日目で残り400冊になりました。
月末、増刷のオーダーを出します。

お申込者、会長諸兄、ありがとうございました。


2002年5月17日(金)「速報メール会員」登録終了!

「見切り発車」という方法もある。

「ジョー小泉の速報メール会員」の登録をすべて終了した。
事務所を出たのが、12時。
今日は、リング・ジャパンにとり画期的な日だった。
「頑張れば出来る」ということを証明した日だった。
社員諸君、みんなご苦労さん。

(1)パソコンメール会員
登録をすべて終え、明日から、あなたのパソコンにボクシング情報、速報が入ります。
今日、ハメド対カルボ(WOWOWで20日夜11時から放映)の「戦力比較表」、つまり、私たちの解説資料をファイルで送信しました。

もし入っていなかった申込者は、登録ミスですから、

order@ring-japan.com

までご連絡ください。

(2)携帯メール会員
登録をすべて終え、今日、テストメールを2通お送りしました。

技術的問題は、サーバーを通すことによるタイムラグ(時間差)です。
今日のテストでも2通目の方が1通目より先に到着する現象が現れました。
送信じた時刻により、送信が後回しになる事態が生ずることが分かりました。

テストを続け、いましばらくご迷惑をお掛けする、と思いますが、ご寛容の程を。
新しいことを始めるときは、このような試練が待っているものでしょう。
必ず、技術的問題を打開します。

明日、さいたまスポーツアリーナでパソコンのP−INが使えたら、
セミファイナルのOPBFタイトル戦が終わった時点で、チョー対仲里の結果を
あなた方のパソコン、携帯に入れ、メインのあと、レポートを入れます。

そのあと、後楽園ホールに移動する車の中から、世界戦のスコアシートを
パソコン会員にはファイルで入れてみます(テスト)。

夜は、ホールの試合結果の速報メールを入れます。
やると決めたら、やる。負けない。


2002年5月17日(金)ヨーダムロン、佐藤計量パス

明日のWBA SB級タイトルマッチの計量が行われ、王者ヨーダムロン・シンワンチャ(21歳、27勝12KO1分)が122ポンドのリミット一杯。挑戦者、佐藤修(25歳、25勝14KO1敗2分)は121 1/4ポンド。

2月、WBC王者ウィリー・ホーリンと引分け王座奪取に失敗した佐藤は再度の世界挑戦に賭ける。王者ヨーダムロンはスピードのあるボクサータイプで、石井広三を破ったヨベール・オルテガを空回りさせ判定で王座を奪った技巧派。佐藤が相手をコーナー、ロープに詰め、ボディ攻撃で足を止めれば、勝機はある。ただし、ヨーダムロンの鋭いカウンターには注意したい。

第1試合開始は12時。メインのTV開始は4時。

後楽園ホールでは、岡田一夫(ロッキー)10R魚森貴宏(マサ伊藤)、帝拳期待の稲田千賢10R朴相宣(韓国)がある。速報を入れます。


2002年5月16日(木) 山下書店への「つねに強気で生きる方法」入荷は明日の予定

後楽園ホール横の山下書店に「つねに強気で生きる方法」がまだ並んでいない。
折角、80冊も注文してくれたのに。

今日、岡庭君がコミッションに契約書のスタンプを貰いに行ったとき、
同書店に行き、「多分、明日、入荷」という返事を受け取った。

同書店はリング・ジャパン自体に注文をくれ、すぐ発売元の星雲社に連絡した。
同書店の注文が、K−1のイベントで注文担当者が不在のため、他の書店より
遅れた(連休あけになった)。その影響で入荷遅れがでたのだろう。

なお、渋谷のセンタースポーツには30冊、サイン本が並んでいます。
ここの本はすべてサイン本です。


2002年5月16日(木)WBA S・ウエルター級入札の矛盾

FIGHTNEWSを読んでいたら、WBA SW級タイトル戦の入札が
5月17日(明日)に延期と出ていた。この決定戦は、ママドゥ・ティア
ム(フランス)とサンティアゴ・サマニエゴ(パナマ)との間で行われ
る、という。WBAは何を考えているのかと思う。

現在の同級WBA王者はフェルナンド・バルガスで、WBC王者オスカー・
デラホーヤと9月14日に統一戦を行う。その統一戦で2冠王者が誕生し
WBAスーパーチャンプが出来るから、WBA同級王者決定戦を行うとい
う論理だろう。

バルガスとデラホーヤが引き分けたら、どうなる? デラホーヤがまた
怪我をして、この統一戦が再延期になったら、どうなる? スーパー
チャンピオン制をプロモーターが活用するのはいいが、2冠王者
誕生前に、タイトル決定戦をしてどうなるのだ?

あきれてものが言えない。アキレタ・フレイタス。