ジョー小泉のひとりごと 2001年6月後半


6月30日(土)ラスベガス

ジョニー・タピア(米) KO3回 セサール・ソト(メキシコ)

痛烈な逆転KO。最初の2回はソトのパワーが圧倒的に勝り、ワンサイドゲーム。ソトのダブル、トリプル左フックがタピアを捕らえ、2回にはタピアがややスリップ気味だがダウンをとられた。

だが、タピアは3回、上下の打ち分けから痛烈なボディブローでソトの動きをとめ、連打また連打で圧倒。ソトは連打を耐えていたが、遂にダウンし、試合はフィニッシュとなった。


6月30日(土)後楽園ホール展示場、帝拳、RJ事務所、プール

畑山の世界戦が明日に迫った。頑張って欲しい。ロルシーは強敵だが、畑山の戦力をもってすれば勝てる相手である。ただし、ロルシーは試合巧者なので、自分のペースを守りながら戦わねばならない。

前座の計量が2時半で、メインの計量は4時だから、計量場で1時間半、関係者と話をしていた。
畑山のトレーナー、ルディ・エルナンデスとも話したが、彼は畑山のアウトボクシングの能力をやや過小評価している傾向があるような気がする。「打ち勝つ。前半は苦戦するかもしれないが、終盤に倒す」と彼は言ったが、セコンドも頭を柔軟にして、その前半をうまく乗り切らねばならない。

セミファイナルの木村vs.ウィービーも好カードである。フェザー級としては大柄なウィービーはパワーで圧倒しようと攻めてくるだろう。そのとき、木村が後退せず、インサイドからショートのストレートを打ち込めれば、大ぶりなウィービーを攻略できよう。

私は明日、2時、ウィービーをホテルに迎え、車でさいたまスーパーアリーナまで行く。明日は長い1日になりそうだが、畑山、木村両選手の勝利を祈る。


6月29日(金)東京ドームホテル、RJ事務所

今日、世界戦の調印式、記者会見、ルール会議があった。私はセミファイナルに出場するトニー・ウィービー(豪)を連れて出席したが、アカリエス・プロモーターはじめフランス人の数に驚いた。ロルシーへの期待が大きい証明だろう。

実はいまマッチメーキングのトラブルに巻き込まれている。あるOPBFチャンピオンが1位との指名戦を拒否し続け、その1位と誓約書を結び、1試合だけ防衛戦をさせてくれれば、そのあと返上するとサインしながら、試合後、開き直ってタイトルを返上しない。

ここでどんな方法があるだろうか。
(1) 民事訴訟に持ち込む。相手側がサインした覚書があるから、絶対、勝てる。(アメリカなら直ぐ裁判に持ち込むだろう)。
(2) OPBF本部に訴え、1位の指名挑戦者との度重なる対戦拒否を理由として、王座剥奪を要求する。
(3) 日本コミッションに裁定をゆだね、穏便に王座返上をさせ、1位と2位(前王者)との間で決定戦をする。
(4) マスコミに状況を発表して、世論の批判により、現チャンピオンに王座返上か、あるいは1位との対戦を強制する。

チャンピオンとは何だ? そのクラス、その地域で最強の覇者だろう。1位との対戦を拒否し続けて何がチャンピオンだ。こんなことがまかり通るのなら、ボクシングにおける正義はどこにある?

3日前、相手側のマッチメーカーが脅迫をかけてきた。わかってないな、私を。私がそんな臆病者だと思っているのか。折角、そちらの名誉のため、穏便におさめよう、と思っていたのに、何だ、その態度は。私が捨て身で生きているのを知らないのだな。一昨日、コミッションへ行き、事情を説明した。その裁定を待ちたい。そこで解決がつかなければ、何らかの形でマスコミにこの事件を発表したい。


6月27日(水)

松尾会長と7月15日のポングサレック対浅井の世界戦の準備について話す。浅井の調子が非常にいいらしい。会長は、「うまく仕上がれば、KOでタイトルを獲れる」と言う。飯田、戸高と2人のチャンピオンを作った強気の会長だ。3匹目のドジョウは大いにあり得る。7月15日は名古屋に集合。

7月21日、後楽園ホールのカードにラクバ・シムが出場する。その相手探しをしていたが、篠崎哲也(高崎)で内定。あとは体重の問題だけだ。今週中に決定となるだろう。

新聞にも出ていたが、8月5日、中国における前座2試合がほぼ決まった。ドン・キング、本田会長のルートで話があり、結局、次の2試合が決定。
佐竹政一 10R 盧 正進(坂本博之に判定負け)
榎 洋之 10R 鄭 在光(韓国S・バンタム級王者)
本田会長からドン・キングの細かい指示を聞く。


6月27日(水)後楽園ホール

<速報>
富本慶久(123 1/2) 判定10R ビルゴ・ワロウ(インドネシア 123 1/2)

元アジア大会銅メダリストのサウスポー富本は初回、ワロウの強烈な右を受けダウン。波乱に満ちた立ち上がりだったが、以後、富本は慎重なアウトボクシングでポイントを挽回。

6回、ワロウがバッティングで左眉上から出血。傷はかなり深く、8回、あわや試合を終了し負傷判定がとられるところだったが、ワロウは続行を主張。結局、ラストラウンドまで試合は続いた。9回、10回は富本が攻勢をとり、勝利を決定づけた。

判定は、安部98−96、染谷97−94、山田97−95で三者とも日本S・バンタム級2位、富本(6勝2KO1分け)の勝ち。ワロウは12勝7KO4敗2分けとなったが、ガードがかたく、しぶとかった。ワロウの出来は前回の福島学戦(ラストラウンドにワロウがダウン)よりよかった。

リング・ジャパンのマッチメーキング。初回はハラハラしたが、2回以降は富本のクレバーさが光った。


6月26日(火)後楽園ホール、帝拳、ホテル、RJ事務所

2時20分、後楽園ホール展示場着。明日の富本慶久vs.インドネシア・S・バンタム級王者、ビルゴ・ワロウ戦の計量立会い。3時からジュリアン・ロルシーの公開練習だから早く出たいが、富本選手がなかなか来ない。計量が終わったのが、3時5分前。

長島会長と一緒に帝拳へ向かう。丁度、公開練習前のインタビューが終わったところで、かろうじて間に合った。最初の2ランドは、ロルシーの親父ダニエルの解説つきで、「チャンピオンはスパーリング・パートナーを傷つけてはならない」とか喋りつづけ、それを通訳が訳しつづけるから、ジム内の記者は大爆笑。

その2ラウンドのあと、一旦カメラマンだけを全員ジムから追い出し、残り4ラウンドのスパーを再開。最初の2回と違って、パワーを込めた力強いスパーリングを見せた。

私は忙しい。渡辺会長と堀川マネジャーと途中で出て、某ホテルのコーヒーショップで相談。そうだんです(どこかのコマーシャルにあった)。今晩、コミッションの小島局長が帰国されるので、明日、コミッションを訪れ話し合うこととする。

暑い中を背広を着て次から次へ移動すると疲れる。一旦、帰宅してシャワーを浴びる。
「隊長、体調がよくないです」と家内にいうと、またバカなジョークを言っていると無視される。比国から戻ってから、一寸おかしい。一種の日射病か熱射病じゃないか、と思うが、いずれ元にもどるだろう。

7時に事務所に行き、早速、会議。それから、各自、会報の残り作成。明日の朝9時半までに原稿を入れれば、7月2日(月)発送できる。リング・ジャパンの会報は本来、次に出る新商品の告知を目的とするミニコミ誌だったが、いまはオピニョン誌というか投稿誌の色彩が強い。

観戦記、ルール論、ボクシング界改革案、スーパーファイトの予想、私の先月号のコメントのミス指摘、オールド・ファンの回顧など、なんでもありだ。だんだん厚くなり、会員の投稿に対する写真入れの時間が余計にかかるようになってきた。この会報で年間3000円(250円x12ヵ月)だから安いと思う。会員諸氏の息吹きが熱い。

多分、夜遅くまで社員諸君は会報作成にかかっているのだろう。ごくろうさん。


6月25日(月) WOWOW辰巳スタジオ

午後1時15分、WOWOW辰巳スタジオ入り。
まず今夜11時からのエキサイトマッチ、カルザゲvs.ウェイト、6−ヘッド・ルイスvs.マークスの音入れ。夕方5時半ごろ、弁当で夕食。

7時から9時50分まで7月9日(月)放映分、WBOライト・フライ級王座決定戦、タバナスvs.ディエッパ、およびIBFミニマム級王座決定戦、ダニエル・レイジェス(25戦全勝20KO)vs.ロベルト・レイバ(17戦全勝16KO)の音入れ。後者はグッド・ファイトで見ものだ。

本田会長、デラホーヤvs.カスティリェホ戦から帰国。WOWOWからの帰途、8月5日、中国でのドン・キングの興行の前座試合についての指示を聞く。

事務所はまだ会報作成中、岡庭君はロルシーの世話からもどり、マッチメーキングの急ぐ資料を作成。私は11時からのWOWOWエキサイトマッチを見ながら、岡庭君からのFAXを添削。

明後日、富本選手(国分寺サイトー)と対戦するインドネシア王者、ビルゴ・ワロウ来日。
明日は、その計量とロルシーの公開練習。


6月25日(月) 岡庭社員からの報告

本日、午後2時より横浜光ジムにて畑山の公開練習。
自ら公開練習見学を予定していたロルシーは「ホテルで休む」と行かず。
同行の父ダニエル氏(トレーナー)を含み、計4名が敵情視察。

 公開スパ−の前に畑山の共同インタビュー。
「今回、スパーリングは計160R消化した。体重調整はうまくいっている。
今まで指名試合をクリアしたことがないので、今回は頑張りたい。
早く試合がしたい。視聴率30%を狙う」とコメント。

 同門の向井剛ニ(横浜光)との2Rの公開スパーリング、畑山は完全にサウスポーに徹した。体は絞れており絶好調に見えた。

 ロルシーの父、ダニエル氏のコメント:
「畑山は非常にクレバーである。今日、サウスポーでスパーしたということは、右でも左でも戦えるということだろう。ただし、ロルシーも元々は左利きの右構え。ゴングが鳴ってみないと、両者の戦法は分からない」

 両陣営の駆け引きが絡み合うかたちとなり、試合がますます楽しみになってきた。

 午後7時から、帝拳ジムにてロルシーの初練習が行われる。


6月24日(日)WOWOW辰巳スタジオ、ホテル

1時40分、WOWOW辰巳スタジオ到着。
マニー・パッキャオがリーロ・レジャバにKO勝ちしたのには驚いた。デラホーヤも本来のスピードを回復したように見えた。

6時10分前に終わり、ジュリアン・ロルシーの記者会見に直行しようとしたら、いま(6時)成田から車に乗ったばかりだという。記者会見は1時間送れて8時となる。

ホテルに着くと、記者諸氏が時間つぶしの談笑をしているところだった。ロルシー一行は気さくな連中で、チェックインの前に記者会見に応じてくれた。

そのあと、明日からのジョッギングのためホテルの近くの公園までみんなで下見。部屋に荷物を入れ、レストランで食事をするところまで導き、帰宅。

火曜の「スポーツ報知」のための原稿を書いて寝る。

明日もWOWOW。明日11時からのエキサイトマッチも明日音入れ。何か、今日撮ったことを証明するネタを高柳さんが言うことになるだろう。

パッキャオが 勝って東洋株 上昇す

<速報> 神戸サンボーホール
熟山竜一 KO1回48秒 ヨドシン・チュワタナ(タイ王者、OPBF4位)

熟山は9月24日、ジェス・マカのOPBF王座に挑戦予定。


6月23日(土)RJ事務所

事務所へ出て、会報の巻頭言「主人敬白」を書く。今月もリング・ジャパン会報は会員の投稿で熱い。
明日、ロルシーが来日するので、スケジュール表(英文、フランス語版)作成。

明日は、午後2時、WOWOW入り。
4時から6時まで、

カスティリェホ VS. デラホーヤ
レジャバ VS. パッキャオ

の中継解説。(皆さん、忘れず、見てくださいよ)

そこから、7時のロルシーの来日記者会見に向かう。
いま、資料をめくり予習中につき、今日の「ひとりごと」は短縮版。

ハビエル・カスティリェホは怯える(おびえる)。
いまひとつだな。

オスカーはボクシングのオスカー賞を手に入れましたね。
これは前に言ったな。

マニー・パッキャオは番狂わせで勝ち、今後ビッグ・マニーを手にするでしょう。
パッキャオが勝つかどうかが問題だな。

リーロ・レジャバのリーロ・パンチに注目したいですね。
これもう3回くらい言ったな。

何の予習をしているのか。
皆さん、もう12時だから、寝てください。私はもう少し予習をします。
それもともう予習をよしゅうかな。
GOOD NIGHT!


6月22日(金)神社、RJ事務所

いま帰宅。深夜1時。リング・ジャパン会報の投稿に対する<小泉コメント>を書いていた。いろんな質問があったが、時間をとったのが、「ゴメス、ベニテス、クエバスなど・・・の最後に世界戦をしてからのキャリアを教えて欲しい」というものだ。「レコードブックを見てください」と答えてしまえば簡単だが、それは親切ではない。だから、私自身、ひとりずつレコードをあたり、回答した。

今日は、朝から電話につぐ電話。ウクライナのキエフにおけるOPBF総会に出席している小島局長に急用あり電話したが、時差6時間のため、昼の12時半まで待った。向こうは朝6時半。いつも早起きな局長だから、もう起きていて的確な助言をもらった。

忙しい日というのは、結局、電話をしている時間が長く、それからパソコンを打ったりするから事務作業時間が食われることになる。しかし、会長諸氏と話すことはマッチメーカーにとり何より重要だ。

昨日、川島勝重(大橋)とヨックタイ・シスオーの8月27日、横浜文化体育館の試合が決定した。これは1ヵ月がかりのマッチメーキングだった。途中、一旦はあきらめかけたが、頑張ったかいがあった。

あす会報の「主人敬白」という一種の巻頭言を書く。26日(火)の朝9時半に会報の原稿を印刷所に持ち込めば、29日中に刷り上る、とムサシノ印刷に言われた。それが目標だ。頑張るしかない。


6月21日(木)後楽園ホール

<速報>
ソンクラム・ポーパオイン(タイ)108 KO6回2分37秒 林田龍生(渡嘉敷)108

元新人王の林田がやや押していたが、6回、右カウンター一発で逆転。林田は立ち上がったが、足がフラフラでタオル投入。チャナはパンチはないが技巧派で、その双生児のソンクラムは技巧にかけるがパンチが重い。

ポーン・センモラコット(タイ)118 判定10回 藤掛真幸(熊谷)118

バンタム級5位の藤掛は元世界ランカー、ポーンの対サウスポー戦術の巧さに翻弄された。判定は、97−94,98−95,97−95だが、私の採点は100−91(4回目はダウンこそないが一方的で10−8とした)。これだけ明白な差のついたワンサイドな試合を2点や3点の差とするのはどうか。


6月19日(火)比国セブ

このホテルではNHK WORLDというチャンネルが映る。昨日、私が2時ごろまでインターネットの接続が悪く何度も繰り返していたため今朝8時に起きるよう目覚ましをかけていたのに、家内は7時に起き7時15分(日本では1時間の時差があるから8時15分)からのNHKドラマ「ちゅらさん」を見る。おかげで目が覚めてしまった。もう少し寝ていたかったのに。うちの家内はあのドラマの主人公のようなところがある。同類項だから、あのドラマを見続けるだろうが、比国に来てまでNHKの朝のドラマを見るため早起きしなくてもいいだろうが。

頭がボーとした感じなので、地下1階のプールに下り、ひと泳ぎ。 朝食後、今日の記者会見の資料を見直し、若干修正。家内にビジネスセンターで20部コピーを取ってきてもらう。昨日の親友との誤解事件の釈明のため、長い電話。問題解決。午後、会うことになった。

10時にアブラカ・トレーナーが迎えに来て、11時前にレストランに到着。セブの記者、カメラマンを招待し、8月18日出場の比国側全選手を集めた。

よく喋った。質問も多く、にぎやかで愉快な記者会見であった。食事も好評。明日の新聞にはいい記事が出るだろう。

ALAジムへ行き、ガンボアの練習を見る。今日も好調。あまりペースを上げすぎない方がいいが、以前注意したところが直っている。タイトルを失い、より真剣になったのだろう。それはいいことだ。ときとして敗北は勝利より教訓をもたらす。

ホテルに帰って、またプールへドボン。比国コミッションのセペダ会長に電話。私がセブにいる、というと驚いていた。会長は明日からウクライナのキエフでのOPBF総会に出席とか。「そうかい」

ホテルのこの部屋からではうまく写真をE-MAILで送れず、この「ひとりごと」に添付する写真は日本に戻ってから追加で送ることにし、本文だけを送る。

明朝7時50分発のセブから成田への直行便で帰る。カエルといえば、プールに蛙(かえる)が浮いていたな。

痩せ蛙 負けるなジョー小泉 ここにあり(字余りだな)
私も異国で頑張っているからな。


6月18日(月)比国セブ

朝、水泳。昼、アブラカ・トレーナー宅に招かれ昼食。午後、Terry Carter Gymでガンボアの練習を見る。8月18日の丁度2ヵ月前だが、予想していたよりずっと調子がよく、バランスがよくなっていた。

夜、7時15分にワキー・サルード・プロモーターとウォーターフロント・ホテルで会食。今日、私はあまり動いていない。だから、この日本レストランでオーダーしたのは、
(1) 野菜サラダ
(2) ししゃも
(3) もずく酢
(4) 銀だらの塩焼き
(5) ご飯
ただし、(4)が油っこかったので、酢を別の皿で貰い、魚を酢につけ油を落としながら食す。「そんな食べ方をして美味しいか」と訊かれると、まずい、と答えたい。しかし、食事というのは美味だけを求めて行うものではあるまい。歳をとっても早く走れ、早く泳げる体を維持するためには、美味を退け、その日の運動量との兼ね合いで何をどの程度食べるべきか考えつつ食事すべきだ、と私は考える(家内も私を変人と思っているから納得)。

なぜ一般人は中年肥りになるのか。「歳をとると新陳代謝が悪くなるから」と自己弁護する人もいる。だが、運動量とカロリー摂取のバランスを考えながら食事をし続ければ、中年、老年になっても皮下脂肪がつくのを抑えられる。ただし、毎日、適当量の運動を継続せねばならない。

ここで、数日前書いた<長生きの秘訣>の続きとして、ただ長生きするだけでなく<歳をとっても日々、元気でいる秘訣>を私の「老人ウォッチング」歴から考え直してみよう。

(1) お洒落な(ダンディな)老人は格好を構わない老人より元気。
(2) 楽天的な老人は神経質でカンシャク持ちより元気(交感神経と副交感神経のバランス、血圧にもかかわるためだろう)。
(3) 尻軽ですぐ行動的な老人は腰が重く、動くことを億劫がる老人より元気。
(4) 歳をとっても異性に興味を持つ老人はそうでない老人より元気。
(5) 若い人のように物事全般に好奇心を持ち続ける老人はそうでない老人より元気。
(6) 声の大きい老人は声の小さい老人より体が元気。
(7) 姿勢のいい老人はそうでない老人より元気。
(8) 歳をとっても新しいことを始めようとする老人は、そんな面倒なことから遠ざかろうとする老人より元気。
(9) 何でも好き嫌いなく食べる老人は偏食傾向のある老人より元気。
(10) 歳をとっても運動を続ける老人は運動が嫌いな老人より元気(頭も明瞭)。

統計をとったわけではないから、枚挙推理の誤謬(標本数が少ないのに結論を出すことによる誤った論理)の危険性はあるが、私の永年にわたる老人ウォッチングから感じたことの一部は上記の通りだ。

実はある親友からケンカを売られた状態になり、それに対する反論を書き、夜フロントデスクまで降りFAXを出し、さらに同文をE-MAILでも入れたりしていたので、「ひとりごと」を書く時間がなかった。だから、これは18日に日記でありながら、実は19日に書いている。誤解もはなはだしい。何年付き合ってきたのだ。私の性格は分かっているだろうに。私は、竹を割ったとまでは言わなくても、割り箸を割ったくらいさっぱりしているのだ。長く生きていると、こんな不快なことも経験しなければならないときもある。

今日の読書は、ボクシング・マガジンとワールド・ボクシングの各7月号。こんなの読書の範疇に入るのかな。


(速報)6月19日(火)後楽園ホール

久保田社員の報告

OPBFスーパーミドル級王座決定戦
西澤ヨシノリ(ヨネクラ) 判定12R ヒース・ステントン(オーストラリア)
YOSHINORI NISHIZAWA W12 HEATH STENTON

戦評:今年の3月に次ぐ再戦も接戦となった。
   3回、西澤の右アッパーがクリーンヒット、ボデイブローのフォローでステントンがダウン
と見えたが、判定はスリップ。4、5回は西沢のペース。6、7回はステントンが
アウトボクシングに切り替え、ペースを奪い返すシーソーゲーム。
   後半は両者ばてたか、クリンチの応酬に終始した。
   有効打は西澤だが、ステントンの反撃もあり採点の難しいラウンドが続いた。
   両者の再戦はまたしてもきわどい採点に持ち込まれた。
   ウクリッド・サラサス・レフェリー 116−115(西澤)
   島川 威ジャッジ 117−114(西澤)
クリス・アンダーソン・ジャッジ 116−112(ステントン)
    2−1の判定は西沢に微笑んだ。

西澤(168p)は36戦18勝9KO13敗5分とし、ステントン(168p)は22戦7勝2KO14敗1分となった。

セミファイナル10回戦
日本ライト級2位
嶋田 雄大(ヨネクラ)134 1/4p 

TKO3R1分19秒 

ナンナーム・キャットプラサンチャイ(タイ)134p

戦評:2回、嶋田はコンビネーションからの右アッパーでダウンを奪うが、タイ人はゴングに救われる。3回、嶋田の顔面への左フック、ボディ攻めが有効でナンナームからスタンディングダウンを奪う。最後は連打でグロッギーにしたところでレフェリーは試合を止めた。嶋田は12戦9勝6KO3敗とし、ナンナームは8戦4勝1KO4敗となった。

主催 ヨネクラ・プロモーション


(速報) 6月18日(月)後楽園ホール

久保田社員の報告

メインイベント/10回戦
佐藤 修(協栄)123 1/4p

KO6R1分59秒

マノプチャイ・シンマナサック(タイ)123 1/2p

戦評:東洋太平洋Sバンタム級チャンピオンの佐藤がノンタイトル戦をKOで飾った。
   立ち上りから佐藤の左ボディブローが冴える。
   シリモンコンの弟、マノプチャイもひるまず攻め返すが、有効打はない。
   6回、佐藤の右ストレートでシンマナサックは間を置いてダウン。
   立ち上がるタイ人に佐藤の連打からの右フックで2度目のダウン。
   カウント9で立った相手に佐藤の連打、最後は左フックで前のめりに倒し
   見事なKO勝ち。佐藤は26戦24勝(13KO)1敗1分とし、マノプチャイは
   10戦7勝(4KO)3敗となった。

セミファイナル/10回戦
デビュー以来9連続KO勝ちの真鍋が、タイ選手にTKO負けの波乱!

ピンニミット・シットアラン(タイ)134 1/2p

TKO6回2分33秒

真鍋 圭太(協栄)134 1/4p

戦評:2回後半、真鍋が左フック好打。
   3回、タイ人が積極的に出る。終盤、真鍋の右ストレートがクリーンヒットし、
   ピンニミットが左目上をカットする。
   迎えた6回、ピンニミットの右アッパーがアゴにクリーンヒットし、真鍋がダウン。
   立ち上がるも、足が震えている。タイ人は右アッパー、右ストレートとフォロー
   し、真鍋が再度倒れそうになったところでレフェリーは試合をストップ。
   真鍋は10戦9勝9KO1敗となり、殊勲のピンニミットは21戦15勝(6KO)
   6敗となった。

主催 協栄プロモーション


6月17日(日)比国マニラからセブへ

フィリピン航空の国内、海外用の空港は一般エアライン(JALなど)とは別のエアポートになっている。その空港がRENOVATION(改装)されて随分きれいになっている。日本政府も考えた方がいい。成田空港を整備しないと、アジアでもっとも窮屈で(スペースが狭く)、レイアウトが悪く、汚い空港になりかねない。写真を見てください。家内がフィリピン航空の国内線のターミナルの広さに驚いていた。

正午の便でマニラからセブへ。飛行機が早く着き、出迎えが来ていない。アブラカ・トレーナーの携帯に電話していたら、家内がアブラカが来た、と合図した。ガンボアがバイクに乗り、アブラカは比国在住の米国人マネジャーTerry Carter(身長190cmくらいある大男だ)の車で迎えに来た。

ランディ・スイコの実家はセブ空港から10分足らずの距離にある。アブラカがランディに携帯で電話し、空港から直接そこへ行った。ランディの親族が集まっている。もちろん、みんなジョー小泉の顔を知っている。「よく来てくれました」と、ランディの母親に言われ、握手した。ランディの女房、ジュビィ(彼女は英語がうまい、ランディは子供の頃、勉強しなかったので、よく喋れない。ただし、ヒアリングは出来る)と話し、悔やみの言葉を述べる。ランディの親父はもとライト級の6回戦ボーイだったそうだ。ろくなトレーナーにつかなかったのだろう。パンチはあったがテクニックはなく、大成しなかった。だから、自分の夢を末っ子のランディに託した。まるでイチローのようだ。子供の頃から、ボクシングの基礎を叩き込み、12歳くらいでアマチュアの名門、ALAジムに入れた。親父はランディをALAジムの寄宿舎(寮)に入れて、実家に帰れる土曜の練習後、バイクで迎えに行き連れ帰った。

ランディのアマチュア時代の正確な戦績は、38勝20KO・RSC5敗だ。それを、アブラカは、35勝33KO3敗と詐称した。許せん。なぜか。私がルイシトとの訣別に懲りて、「もう2度とフィリピンの選手のマネジャーはしない。ガンボアが私の最後の選手だ」と宣言していたからだ。比国の有力マネジャー、ジュン・サリエル、ワキー・サルード、ロッド・ナザリオ、リト・コンデハルなど皆がランディを欲しがったという。アブラカの執拗なことといったら、なかった。「自分が責任を持つ。ルイシトのような不義理は絶対しないから。ガンボアやビラモアよりずっといい選手だから」と私を説得した。ガンボアのトレーニングを見に何度もセブのALAジムを訪れ、ランディの練習ぶりは見てきた。まあ、いい選手だが、好みのタイプではなかった。荒すぎる。長身のボクサータイプの体型をしているのに、接近戦で打ち合いをしすぎる。ただし、パンチがあるのは認める。比国にはプロ、アマ対抗戦の試合形式があり、プロは上半身、裸体で、アマはタンクトップを着て、5回戦くらいを闘う。ランディは正式にプロ転向する前、この変則プロ、アマ対抗戦で、比国ランカーを3人くらいKOしている。ガンボアの世界前哨戦のアンダーカードでそれを何度か見た。

人間には縁というものがある。私はランディのマネジャーになった。私はランディがかわいい。親父がbrain cancer (脳の癌)で急に倒れ、一家の稼ぎ手はランディとマニラで看護婦をしている姉だけだという。他の兄弟は職無しだ。私が面倒を見なければならない。だから、病院の費用と葬式代をランディとジュビィに手渡した。立派な棺にランディの親父は入っていた。「金のことは心配するな。それから、私が来たからといって、明日はトレーニングをしなくていい。家族と一緒にいろ」と言った。ランディは涙ぐんだ。家内も棺の中の親父を見て涙をこぼしている。家族に挨拶をして、ランディの実家を出た。葬式は数日後。葬式を出す金がなく、私が来るのを待っていたようだ。私はいいことをしたのかもしれない。

ランディの親父は私の亡くなった叔父、巌(いわお)に風貌が似ていた。ゴンタ(悪童)の顔をしていた。ここで、マニラの国内空港で読了した「日本軍政下のアジア」の本の内容を思い出した。だが、それは今日書くまい。

棺の前で、「親父、きっとランディに一度は世界タイトルマッチをさせるよう私もがんばるから・・・カサマヨルとの試合を断り済まなかった」と心の中で言った。

テリー・カーターとアブラカ・トレーナーと、8月18日、マニラのカジノ・フィリピノでの興行の細部を話した。「テリー、今回は共同プロモートでなく、私の単独プロモートにさせて欲しい。その代わり、君の選手を前座に使おう」と切り出した。前座から6試合が比国vs.タイの対抗戦になる。

明後日、記者会見をすることになり、記者諸氏への招待状をコーヒーショップのテーブルで打った。10分足らずだ。私は「RING」誌のナット・フライシャーの弟子だから、ボクシングに関するライティングはプロ中のプロなんだ。もう37年間もリポーターをしているのだから。

大男のテリーが言った。
「You are a very good boxing person. A good writer and a good matchmaker」
「Also a good singer」と、私が言うと
「I don’t think so. You’re disqualified (歌の方は駄目だな)」と答えた。

「アブラカ、私は8月、メインの前にもう一度、日本国歌を歌ってみようと思うがどうだろうか」
「しかし、フィリピン対タイのメイン・イエントで日本の国歌はおかしいと思う・・・」
「私はプロモーターだぜ」
「It’s up to you (好きにしてください)」

火曜の記者会見のレストランの予約を3人でしに行ってから、車で送ってもらった。さあ、ちょっとE−MAILをチェックしてから、水泳だ。泳ぎだしたのは陽が落ちた6時ごろからだったが、水はまだ温かく、泳ぐと非常に快適だった。30分は泳いだ。家内はプールサイドのポイントライトの下で本を読んでいた。いつものようにあがってから、腕立て伏せ100回。家内はもう見もしない。いつどこで何が起こるかしれない。男は体をつねに凶器にしておかねばならない・・・お前を守るために。

プールサイドで腰にタオルを巻き海水パンツを脱いでいると、家内が言った。
「そんなところで着替えしていると、ホテルの人に何かいわれるわよ」
「そんなの無視(むし)だ」
「あ、そう」
「今日は蒸し(むし)暑いな。虫(むし)が飛んでるぞ。痒いときには(むし)。議論を(むし)返すな・・・」
いくらでも出るのだが、腹が減った。食事に出よう。

夕食からもどり、ロビーでエスプレッソを飲んだ。
ピアニストに100ペソ渡し、「Time Goes Byを頼む」と言った。
(映画「カサブランカ」の中の曲だ)
弾き始めると、私は言った。
「Don’t play it, Sam! それを弾くな、と言っただろう、サム」
ピアニストはキョトンとしている。弾いてくれと言われたから、弾いているのにといった表情だ。
洒落のわからん奴だな・・・。

明日は、ガンボアをしごく。「ランディの分まで、2人分練習しよう」と今日、分かれるとき言ったら、ガンボアは笑っていた。冗談だと思っているのだな・・・。明日、見ておれ。

<速報>
6月16日 メキシコ・エルモシージョ
WBCライト級タイトルマッチ
ホセ・ルイス・カスティージョ(メキシコ) KO1回 柳昇呼(韓国)
渡辺雄二にKO勝ちした柳昇呼も世界には通じなかった。初回、まず左フック(ボディ)でダウンを奪われ、同じ左フック(顔面)でまた倒され、3度目も同じ左フック(顔面)でダウンし完敗。

ブダペスト
WBOフェザー級タイトルマッチ
パブロ・チャコン(アルゼンチン) KO6回 イストバン・コバチ(ハンガリー)
ハメドが嫌がった無敗のコバチが番狂わせで落城。


6月17日(日) 田川市武道館

久保田社員からの報告

丸山、デビュー以来、7連続1RKOの日本新記録達成!!

メインイベント/6回戦
丸山大輔(筑豊) KO1R44秒 チャンプ・シチャポーン(タイ)
※両者ともウェイトは114 3/4p

戦評:試合開始後、約30秒で丸山が右フックでダウンを奪う。カウント8で立ち上がったタイ人に、丸山は再度右フックでダウンを奪うと、レフェリーはノーカウントで試合をストップ。丸山のKO勝ちとなった。丸山は7戦全勝7KOとし、チャンプ・シチャポーンは11戦7勝2KO4敗となった。

観衆:2500名
主催:筑豊プロモーション


6月16日(土)成田からマニラ

4時半起床。7時半、成田着。成田発、9時半、マニラ着、12時の予定が、飛行機の遅れで1時半着。ホテル着、4時。インターネットができるホテルと指定していたら、VIVA VINTAGE TVはマニラでも最高級のホテルを予約していた(支払いはもちろんこちら)。

機内で「日本軍政下のアジア」を読んでいたので眠らず。ホテルにいいプールがあるので、夜8時のミーティングまでひと泳ぎしようと思ったが、急に眠気に襲われる。マニラに寄ったのは、2つの交渉のためだ。本末を転倒してはいけない。ここで泳げば一時的に眠気から覚めるだろうが、夜の交渉をいいコンディションで迎えられない。ひと眠りしておこう。泳ぐのは明朝でも、明日セブに移ってからでも出来る。

私が日本人の短期旅行者として不思議に思うことがある。なぜ日本人はアジアでかくも反日感情を持たれ、アメリカではいまだにオリエンタルとして蔑視されるのか。戦後、経済的には豊かになり、アジアの国々では単に経済力ゆえ優越感を持っているのかもしれないが、韓国、タイ、比国、インドネシアでは表面には出ないが潜在的な反日、嫌日感情がある。ボクシングの国際試合で日本人選手が負けたときの彼らのはしゃぎようはどうだ。それは敗戦後、見事に経済復興した日本に対する羨望にも起因しているのだろうが、根本的には歴史に残る日本の侵略がいまだに一種のわだかまりを留めているのだろう。

それに関連して、疑問がある。日韓併合や大東亜共栄圏を夢見た侵略行為はわれわれの父親や爺様の責任だとして、その子や孫の世代のわれわれがいまも謝らねばならないのか。We feel sorry (遺憾に思う)だが、We have to apologize (謝罪せねばならない)なのかどうか、そこがいまひとつよく分からない。

アジアを頻繁に旅して、一般の日本人旅行者は現地の人たちにどう見られているかに興味を持ち、それを観察する。ビジネスマン、純粋に旅行目的のOLなど女性客、中年の旅行グループ、青年たち一行・・・みんな、小金を持ち、現地の人間から見ると結構な身分なのだろう。

私は団塊の世代そのものだが、子供の頃、アメリカ兵たちに群がる日本人女性(いわゆるパンパンを含む)を目にして(子供心に)気分はよくなかった。形容し難いが、何か陵辱されたような不快感が当時、伝わってきた。いま比国、タイ、韓国で現地の女性を伴っている日本人旅行者を見るその国の少年、少女たちは決して日本に対して好感を持ちはしないだろう。

私は小難しいことは分からない。政治的信条もあまりない。単なるボクシング馬鹿だ。ただ感じることは出来る。日本人はアジアで現地人に心の底ではあまり好かれていないのだな、と。これまで韓国には200回以上、比国には50回程度、タイには20回くらい旅した。もっとその国の歴史や文化、特に日本との過去、現在の関連に興味を持てばよかったのだが、そんな歴史的背景に関心を抱きだしたのはごく最近だ。最近、そんな関係の本を手にとることが多い。今回も「東南アジア史」(B・ハリソン、みすず書房)を鞄に入れてきた。

アジアは悲しい。日本だけが急激に欧米化し、先進国の仲間入りしたが、明治以前の東洋的な精神を放棄し、その結果、愛国心が薄れかけているように感じる。話は変わるが、日本はアメリカの同盟国だが、そのアメリカとの関係を今後どうすべきなのか、そこも私の悪い頭、浅い知識ではよく分からない。ボクシングのようなアメリカ主導の格闘競技を業としながらも、精神(特に、闘う精神)までアメリカナイズ(アメリカ化)する必要はないように感じるのだが・・・。ボクシングの歴史はよく知っているのに、将来的な日米関係のビジョンとなると、自分の意見さえ出せない。ボクシング馬鹿で学がない自分が情けない気もする。

交渉? すべてうまくいった。徳山、ペニャロサ戦は細部まで完全に決まり、完全に確定した。私が興行するカードは、8月18日、マニラのカジノ・フィリピノというホテルで決定。

8時から交渉を兼ねたディナーがやっと終わり、そこで、岡庭社員からペニャロサのマネジャー、ロドリゴ・サルード弁護士の携帯に電話がかかってきた。えっ、雄二・ゴメスがあの韓国人選手に負けたのか(リング・ジャパンのマッチメーキングで、昨日、私は計量に行った)? しかも、初回37秒のTKOだという。あまりの驚きでしばらく茫然としていた。まいったな。6勝(5KO)1敗とはいえ、まだ10回戦をしていない韓国フェザー級4位に負けたのか。ああ、ショックだ。

今日、ランディの父親が亡くなった。喪服を入れてきた。明日、セブに飛ぶ。


(速報)6月16日(土) 後楽園ホール

岡庭社員の報告

大番狂わせ!ゴメス初回KO負け!!

李 東国(韓国) KO1回37秒 雄二ゴメス(八王子中屋)

DONGKOOK LEE      YUJI GOMEZ
126 1/2p 126 1/2p

戦評:近来稀に見る大番狂わせだった。
   初回、グローブを合わせた後、ゴメスのワイルドな右フックを
   ダッキングでかわした李の右ロングフックがゴメスのテンプルにまともに
   クリーンヒット。完全に効いている。李の左右連打の追撃で
   森田主審はスタンディングダウンをとる。カウント8で再開したが
   ゴメスの足はふらふら。李の右フック2発がまともに入り、ゴメスは
   ロープ際にもつれるようにダウン。カウント中に中屋会長がタオルを投入し、
李のKO勝ちとなった。韓国フェザー級4位の李は8戦7勝6KO1敗とし、
   初黒星を喫したゴメスは14戦13勝12KO1敗となった。
   ゴメスの試合後のコメント「スポーツは何が起きるか分からない。もらったパンチも
分からない。初黒星にショックはない。また頑張る。」
   中屋会長のコメント「右フックに注意しろといって送り出したのだが油断した
   のかな」

日本ミドル級タイトルマッチ
鈴木 悟(八王子中屋) KO2回1分46秒 山本ミツハル(新日本カスが)
160p                   160p

戦評:初回、挑戦者が左右フックで強引に迫るもパンチの正確さで鈴木が優る。
   2回、1分過ぎ、鈴木の左フックがカウンターでヒットし、山本の
   膝がわらう。山本が苦しまぎれに右を大振りするところに、鈴木の見事な
   右がカウンターが山本のアゴに炸裂。KO勝ちとなった。
   3度目の防衛に成功した鈴木は16戦13勝8KO3敗とし、山本は
   24戦12勝5KO8敗4分となった。

主催 八王子中屋ボクシングジム